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ピカリング インターフェースが抵抗センサ・シミュレーション向けの新しい高精度モデルを発表

2022.5.30  5:58 pm

ピカリング インターフェースが抵抗センサ・シミュレーション向けの新しい高精度モデルを発表

PXI/PXIe高精度抵抗器ファミリを拡充。モデル4x-297Aの解像度は0.125Ω、抵抗範囲は85.3MΩに拡大、精度は+/-0.1%に向上

ピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は高密度高精度抵抗器モジュール・ファミリに新モデルを追加し、センサ・シミュレーションの精度向上を実現しました。アップデートされた「40-297A」(PXI)と新「42-297A」(PXIe)モジュールは0.125Ω、0.25Ω、0.5Ω、1Ω、2Ω、4Ω、8Ωの解像度を追加してすでに量産を開始しており、単一6チャネル・モジュールで抵抗範囲が85.3MΩまで拡大しています。
設定精度は従来の+/-0.2% +/-解像度から、+/-0.1% +/-解像度に向上しました。新モデルを追加したことで、ピカリングのシミュレーション製品のアプリケーション範囲はさらに広がります。
       
ピカリング インターフェースのシミュレーション・プロダクト・マネージャのポール・ボビントンは「新モジュールはエンジン・コントローラ試験など、抵抗センサ(サーミスタ/RTD)から温度や高度などの情報を取得するアプリケーションにおける機能テスト・システム向けにシンプルで高精度なソリューションを提供します。新モデルは衛星、航空宇宙、防衛プロジェクトなどの分野でご利用いただけると考えています。製品の選択肢が増えましたが、ピカリングのウェブサイトにある製品セレクタを利用すればお客様のアプリケーションに適したモデルを選択することができ、複数モデルの仕様比較も可能です」と語りました。
       
「4x-297A」のチャネルはショートまたはオープンに設定して配線やセンサの故障をシミュレーションすることができ、単一スロット・モジュールに最大18チャネルを収納可能です。抵抗器のバリュー・コールの使用により、ソフトウェア制御が簡素化されます。このモジュールは要求された値に最も近くなるようチャネルを設定し、その値を設定します。ユーザーはモジュールに信号を送り、モジュールが使用している実際の抵抗設定を確認することができます。
       
モジュールはキャリブレーション・ケーブルを接続できるため、DMMによる各チャネルの検証が可能です。これにより、モジュールのキャリブレーションのチェックが大幅に簡素化されます。検証はモジュールから切り離したUUTで実行します。Windows用のVISAドライバーとカーネル・ドライバー、Linux用のユニバーサル・ドライバー、その他QNXやLabVIEW RTなどのリアルタイム・システムのサポートが提供されます。本製品はピカリングの他の全製品と同様に3年保証が付いています。
    
           
ピカリング インターフェース
https://www.pickeringtest.com/ja-jp/