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ピカリング インターフェースがシミュレーション・ツールで開発期間の短縮を実現する戦略を発表

2023.2.22  5:53 pm

ピカリング インターフェースがシミュレーション・ツールで開発期間の短縮を実現する戦略を発表

1000以上のPXIモジュールとLXIモジュールのシミュレーションによりサプライチェーン問題の緩和、開発の加速、テスト・プログラム・コードの安全な検証とデバッグを実現

電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)はハードウェア/ソフトウェアを対象とした最先端のシミュレーション・ツールを発表しました。シミュレーション・ツールにより、テスト・エンジニアはすぐにテスト・プログラム・コードの作成と検証を開始することができ、サプライチェーンの制約から解放されます。
      
今回の発表はピカリング インターフェースが提案した陳腐化を回避する3つのアプローチに続くもので、顧客の成功に対するピカリング社のコミットメントを示しています。
     
シミュレーションでテスト・システム開発を加速
このソフトウェア/ハードウェア・ツールはすべてのPXIスイッチング製品とLXIスイッチング製品、ほぼすべてのPXIシミュレーション製品をシミュレーションすることができ、アプリケーション・ハードウェアに依存しない迅速なコード開発を可能にします。

このシミュレーション・ツールはテスト・エンジニアにとって以下のメリットがあります。

  • サプライチェーンにまつわるリスクの軽減:
    物理的なハードウェアがなくてもアプリケーションを設計/開発できるため、ハードウェアの到着を待つ間にテスト・システムに先行着手できます。
  • 開発期間の短縮:
    従来のウォーターフォール型開発プロセスを加速し、複数の開発工程を一度に完了することができます。
  • 物理的なハードウェアを使わずにコードをデバッグ
    開発プロセスの早い段階で機器とテスト・ソフトウェアの予備検証を実行できます。以前はハードウェアの到着を待たなくてはならなかったスイッチ経路の検証とその後のデバッグが、到着前に可能になります。また、物理コンポーネントを使わずにスイッチング・モジュールとシミュレーション・モジュールをシミュレーションすることにより、検証中に高価なテスト・システム・ハードウェアを損傷させるリスクを最小限に抑えることができます。

ピカリング インターフェースのソフトウェア担当VPのNoman Hussainは「私たちはエンジニアがテスト・システムを立ち上げる際に直面する問題をすべて取り除きたいと考えています」と述べ、さらに「ピカリングのシミュレーション・ツールを使用することにより、エンジニアはハードウェアの評価やコードのテストをすぐに開始できます。また、テスト・アプリケーションに最適なピカリング製品の選択も容易です。その後、ハードウェアが到着したらすぐにテスト・システムを展開することが可能です」と語りました。
      
PXIシミュレーション・ソフトウェアはピカリングPXI標準ドライバのインストレーションに含まれています。一方、LXIシミュレーション・ソフトウェアはスタンドアロンのWindowsアプリケーションであり、ピカリングのスイッチング製品とシミュレーション製品を仮想環境でエミュレーションする機能を備えています。エンジニアはPXIシミュレーション・ソフトウェアとLXIシミュレーション・ソフトウェアの両方を使用してテスト・プログラムを動作させることができます。
      
LXIシミュレーション・ツール(モデル60-901)はプラグ・アンド・プレイに対応しており、通常は数分で立ち上げることができます。電源、イーサネット・ケーブルを接続し、無料のピカリング製ドライバをダウンロード/インストールしてテスト対象のピカリング製モジュールを選択するだけでシミュレーションを実行することができ、コードを書き換えてさまざまなモジュールをシミュレーションすることも容易です。こうした機能により、数千ものモジュールにわずか数クリックでアクセスすることが可能です。
       
ピカリング インターフェース
https://www.pickeringtest.com/ja-jp/