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ピカリング インターフェースが同じテスト・システム・サイズで性能を向上するPXI、PXIe、LXIフォーマットの新67GHzマイクロ波マルチプレクサを発表

2021.5.21  4:18 pm

ピカリング インターフェース、同じテスト・システム・サイズで性能を向上するPXI、PXIe、LXIフォーマットの新67GHzマイクロ波マルチプレクサを発表

電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース(英国、クラクトン・オン・シー)は、SP4T/SP6T構成で最大周波数67GHzを実現するマイクロ波マルチプレクサを発表しました。周波数を高くした新製品のPXI/PXIeマルチプレクサ(「40/42-785C」モデル)とLXIマルチプレクサ(「60-800」/「60-803」モデル)は周波数の低い既存製品と同一サイズで、ユーザーはテスト・システムのスロット数/ラック高を維持しながら67GHz製品へのアップグレードが可能になります。
   
PXIeフォーマットのマイクロ波マルチプレクサの投入により、3GHzから67GHzの全範囲への対応が可能になりました。
   
ピカリング インターフェースのスイッチング・プロダクト・マネージャーのスティーブ・エドワーズは「こうした周波数の高いマイクロ波マルチプレクサ・モジュールがターゲットとする主要なアプリケーションは航空宇宙/軍用/車載レーダー、高周波数通信、5G通信、半導体試験向けの自動試験装置(ATE)システムです」と述べました。
   
新しい「40/42-785C」、「60-800」、「60-803」 67GHzマルチプレクサは、SMA-1.85コネクタ・インターフェースを使用した非終端SP4T/SP6T構成で提供されます。使用した部品は既存の50GHzスイッチと比較し、事実上同じ最大50GHzの性能を示しました。これにより、以前は50GHz部品を使用していた従来のテスト・システムでの性能特性の維持が可能になります。さらに、ピカリングの67GHzマルチプレクサで使用されるリレーは、ピカリングの周波数の低い製品と同じ製品寿命である200万の動作回数を可能にします。これは競合製品の動作回数の2倍です。
   
新しい67GHz SP4T/SP6TリレーはピカリングのターンキーLXIマイクロ波スイッチ/シグナル・ルーティング・サブシステムでも規定されています。テスト・エンジニアはスイッチ・タイプ(SPDT、伝送など)、周波数、相互接続、非スイッチングRF製品などの必要な組み合わせを規定し、特定のテスト要件に最適なカスタム・ソリューションを実現できます。

ピカリング インターフェース、同じテスト・システム・サイズで性能を向上するPXI、PXIe、LXIフォーマットの新67GHzマイクロ波マルチプレクサを発表

   
ピカリングは6月8日から10日まで米国ジョージア州アトランタで、また6月20日から25日までバーチャルで開催されるInternational Microwave Symposium(https://ims-ieee.org/)のピカリングのブース(アトランタ会場のブース番号:1841)で、新マイクロ波マルチプレクサ・モジュールのデモを行います。