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ams OSRAMが新しいアナログフロントエンドファミリー発表

2022.7.7  4:31 pm

ams OSRAMが新しいアナログフロントエンドファミリー発表

バイタルサインモニタリングアプリケーションに最大限の柔軟性を提供

ams OSRAMは本日、AS705xシリーズで初のバイタルサインセンサICファミリーを発表しました。このams OSRAMによる生体信号変換ユニットの第一世代は、メーカーに最大限の柔軟性を提供し、高度にカスタマイズされた光学フロントエンドと、省電力設計および小型フォームファクタを組み合わせ、ヒアラブル、スマートウォッチ、スマートパッチなどの基板面積が限られたアプリケーションに最適な製品となっています。
      
AS7050(*1)は、エンドユーザーが心拍測定(HRM)や皮膚電気抵抗(GSR)などの生体信号を取得できる、ams OSRAMの新しい製品ファミリーに含まれる初の生体信号センサです。AS7050は、2つのADC(アナログ-デジタル変換器)チャネルと内蔵のECG低ノイズアナログフロントエンドにより、光電式容積脈波(PPG)と心電図(ECG)の測定を同時に実行することができます。より小型の光学セットアップが必要で、ECGが不要のお客様は、ファミリー製品のAS7056(*2)またはAS7057(*3)を選択することができます。
      
(*1) https://ams.com/ja/as7050
(*2) https://ams.com/ja/as7056
(*3) https://ams.com/ja/as7057
      
ams OSRAMのバイタルサインセグメント責任者であるMarkus Arzberger博士は次のように述べています。
「AS7056とAS7057は、現在市販されているバイタルサインモニタリング用AFEとしては最小のダイサイズ(約1.7 x 1.7 mm)です。ams OSRAMの新しいバイオセンサは、ヒアラブルやPPGベースのアクセサリなどのアプリケーションでバイタルサインを測定します。この2つの製品により、お客様は、最先端のアナログ-デジタル変換プロセスと組み合わせ、非常に小型で高度にカスタマイズされた光学フロントエンドを開発することが可能になります」
      
光学システムは、心拍変動などのバイタルサインを非侵襲的に測定するために使用できます。PPG(光電式容積脈波)は、心拍測定に使用される最も一般的な光学系ソリューションです。緑色の光を組織に照射すると、それは散乱して、一部が血液により吸収されます。照射された光の一部は散乱してフォトダイオードに戻り、集積回路で検出されます。血液量は心拍数によって変化するため、光の吸収とフォトダイオードの信号は心拍数によって変調されます。
       
AS7050は、最大8つのLEDドライバ出力を提供し、最大6つのフォトダイオード入力をサンプリングするとともに、外部電極をサポートします。AS7056とAS7057は、最大3つのフォトダイオードと最大3つのエミッタ(AS7056の場合、そのうちの1つはVCSELドライバ)を実現します。これにより、さまざまなアプリケーションにおいて、複数のエミッタとフォトダイオードの配置に最高の柔軟性を提供できます。
       
スマートウォッチやヒアラブルなどのデバイスは、消費者が日常生活の中でバイタルサインを手軽にモニタリングするために使用されており、メーカーは製品の複雑さを軽減するとともに、例えば低消費電力やより魅力的なデザインを通じて、ユーザーエクスペリエンスを向上させることに取り組んでいます。省スペース設計のバイタルサインモニタリングアプリケーションの開発者は、AFEに加えて、発光素子や検出器など、システム全体に必要なビルディングブロックをすべてams OSRAMから入手することができます。この単一ソースのソリューションに加え、お客様は、デザインイン段階においてams OSRAMの光学システムに関する専門知識を活用することができます。
         
6月27日~29日に米国カリフォルニア州で開催されたSensors Convergeでは、光学部品からアナログフロントエンドまで、ams OSRAMの幅広いバイタルサインポートフォリオを紹介しました。
      
バイタルサインモニタリング向けの光学ソリューションの詳細
https://www.osram.com/os/applications/health-monitoring-and-fitness-tracking/index.jsp