Electronics Information Service

組込みシステム技術者向け
オンライン・マガジン

MENU

SOLUTION

2021年世界半導体製造装置販売額、前年比44%増の1,026億ドルで過去最高を記―SEMIが発表

2022.4.13  6:28 pm

SEMI

SEMI(本部:米国カリフォルニア州ミルピタス)は、4月12日(米国時間)、半導体製造装置(新品)の2021年世界総販売額が、2020年の712億ドルから44%急増し、過去最高の1,026億ドルとなったことを発表しました。このデータの詳細は、SEMIが発行する世界半導体製造装置市場統計(WWSEMS)レポート(*1)で提供されます。
      
地域別では、4年連続成長の中国が2020年に引き続き新品の半導体製造装置の最大市場となり、前年比58%増の296億ドルが販売されました。第2位の装置市場となった韓国の販売額は55%増の250億ドル、第3位の台湾の販売額は45%増の249億ドルでした。また、欧州は前年比23%増となり、2020年に市場が縮小した北米も、2021年は17%増とプラス成長に転じています。東南アジア諸国を含むその他地域の販売額は79%増となりました。
      
SEMIのプレジデント兼CEOのAjit Manocha(アジット・マノチャ)は次のように述べています。
「2021年に半導体製造装置販売額が記録した44%という成長率は、世界の半導体産業が積極的に生産能力を拡大していることを反映しています。この拡大は現在の需給不均衡を超えて進められており、無数の社会的利益をもたらすスマートなデジタル世界を実現するために必要な広範囲の新ハイテクアプリケーションからの需要を視野に入れています」
      
装置分類別では、ウェーハプロセス用処理装置の販売額が44%上昇し、その他前工程装置は22%増となりました。組み立ておよびパッケージング装置は全ての地域で比類のない成長を遂げ、87%増となりました。またテスト装置の販売額はトータルで30%増となりました。

2021年世界半導体製造装置販売額、前年比44%増の1,026億ドルで過去最高を記―SEMIが発表

WWSEMSは、SEMIと一般社団法人日本半導体製造装置協会(SEAJ)が共同で、それぞれの会員企業から提出されたデータを集計した世界半導体製造装置産業の販売月額の統計レポートです。これには、ウェーハプロセス用処理、組み立ておよびパッケージング、テスト、その他前工程(マスク/レチクル製造装置、ウェーハ製造装置、半導体製造装置用関連装置)の装置が含まれます。
       
*1) https://www.semi.org/jp/products-services/market-data/emds