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ケイデンスのLPDDR4/4XメモリーIPサブシステム、TSMC 16FFCプロセステクノロジーを使用しSGS-TÜV SaarのISO 26262 ASIL C認証を取得

2019.4.18  1:17 pm

ADASおよびL3/L4自動運転アプリケーション向けSoC開発に向けてケイデンスIPが提供可能に

ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、4月17日(米国現地時間)、ケイデンスのLPDDR4/4XメモリーIPサブシステムが、TSMCの16nm FinFET Compact (16FFC)プロセステクノロジーを使用し、SGS-TÜV SaarのISO 26262 ASIL C認証を取得したことを発表しました。

認証を取得したことにより、ADAS (advanced driver assistance systems)およびL3/L4自動運転アプリケーション向けの先進SoC (systems-on-chip)を開発するお客様にケイデンスIPを提供する準備が完了しました。

SGS-TÜV Saar コメント
Wolfgang Ruf氏(product manager, Semiconductors):
「ハイパフォーマンスメモリーサブシステムは、ADASおよび自動運転アプリケーションに不可欠な要素であり、最も厳格な要件を満たすように開発する必要があります。厳格な評価をパスし、ケイデンスのLPDDR4/4X PHYおよびコントローラーサブシステムは、SGS-TÜV SaarよりISO 26262 ASIL Cの認証を受け、SoC設計者は、このハイパフォーマンスサブシステムをASIL Cシステムの不可欠な設計要素として使用することが可能になります。」

大手企業であっても、スタートアップ、OEMメーカー、インターネット企業など、車載市場に新規に参入する企業であっても、厳格な機能安全要求をクリアする必要があります。安全性を最重視すべきアプリケーションを容易に実現するために、設計チームはケイデンスのLPDDR4/4XメモリーサブシステムなどISO 26262 ASIL Cに対応する実績のあるIPにアクセスすることが必要です。ケイデンスのLPDDR4/4Xメモリーサブシステムには、最新の4266スピードグレードLPDDR4/4X DDR PHY、コントローラーIP、Cadence VIPが含まれます。LPDDR4/4XメモリーIPサブシステムに関する詳細については、www.cadence.com/go/lpddr4ipacをご参照ください。

TSMC社コメント
Suk Lee氏(Senior director, Design Infrastructure Marketing Division):
「ADASや自動運転アプリケーションに向けた複雑な車載デザインの実現を可能にする包括的かつ信頼性の高いIPサブシステムの開発において、ケイデンスとの継続的な協業の成果を得られたことを大変うれしく思います。TSMCの16nm FinFETテクノロジーは、プロセッサーおよびメモリーサブシステム機能においてISO 26262 ASIL C対応が不可欠な要件として求められるADASおよび自動運転チップなど先進車載アプリケーションに向けて業界をリードするプロセス技術です。車載向けグレードを獲得しているケイデンスのLPDDR4/4XデザインIPは、TSMCの16nm FinFETテクノロジー上でシリコン実証済みです。」

ケイデンス コメント
Amjad Qureshi(corporate vice president of R&D, Design IP Group):
「プロセッサーとメモリーサブシステムは、ADAS、自動運転、各種車載システム向け先進SoCの開発において最もクリティカルな技術であり、厳格な機能安全基準が求められます。我々は、車載市場のお客様、SGS-TÜV Saar、TSMCと緊密に協業し、ISO 26262 ASIL C認証を取得するための機能安全解析および監査課程を完了しました。お客様は車載デザインにケイデンスのハイパフォーマンスLPDDR PHYおよびコントローラーを安心してご使用していただけます。」

■日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
 http://www.cadence.co.jp