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ザイトロニックがシームレスなマルチタッチトランジションを備えたインタラクティブな新ビデオウォールテクノロジー発表

2022.1.31  2:29 pm

ザイトロニックがシームレスなマルチタッチトランジションを備えたインタラクティブな新ビデオウォールテクノロジー発表

タッチテクノロジーのイノベーターである英ザイトロニック(Zytronic、本社: 英ニューカッスル)は、外観が美しいマルチスクリーン・インタラクティブ・ビデオ・ウォールやテーブル実現のために開発された、新「ZyBrid® edge」タッチ・センサー・テクノロジーを発表しました。ベゼルの幅を最小にしたビデオ・ウォール・モニターを実現できる様に設計されたこのガラスセンサーは、3mmから0mmまでの極細のベゼル幅を実現し、ディスプレイの面積を最大限に利用することで、スマートな外観を実現します。
     
また、このセンサーは、新しく開発されたZyBrid® edge と組み合わせて使用することで、ディスプレイ、ディスプレイ間でシームレスにタッチ操作を行うことができ、隣接するタッチアクティブエリアとの間に隙間ができないようにすることができます。
     
通常、AV機器の設置者は、インタラクティブなビデオウォール全体に巨大な保護ガラスを固定します。その後、タイル張りの画面の外側に赤外線センサーまたはカメラベースのタッチ検出システムを使用することがよくあります。この配置により、一部のディスプレイのみでのタッチインタラクティブが必要な場合でも、ウォールの端の周りに大きく突出した見苦しいベゼルを作る必要があります。また、モニターの調整や交換が必要な場合は、カバーガラス全体(3 × 3m以上の寸法)をタッチ検出フレームから取り外す必要があります。
     
また、これらのタッチ検出テクノロジーは、誤った偶発的なタッチの影響も受けやすい傾向があります。強い直射日光によって混乱する可能性もあります。さらに悪いことに、ほこりや破片が表面に蓄積すると、光送信機または受信機の有効性に影響があり、インタラクティブ・ビデオ・ウォールが完全に機能しなくなる可能性もあります。従来の投影型静電容量式やアコースティックベースのタッチシステムなどでは幅の広いボーダーが必要となり、インタラクティブ・ビデオ・ウォールが持つべき非常に緻密にタイル化された美的外観を損ないます。
     
ザイトロニックで、セールス・マーケティングディレクターを務めるイアン・クロスビーは、次のように述べています。
「新しいザイトロニックの投影型静電容量ソリューションは、これらの問題の両方を解決し、超高速で正確なタッチスクリーン応答を可能にし、最新のほぼボーダーレスに近いLCDに合わせたタッチパネルのボーダーを実現しています」
     
狭いボーダーのZyBrid® エッジセンサーは、それぞれRJ45データケーブルで接続された専用のZYX500™ベースのマルチタッチコントローラーによってサポートされています。接続された各タッチコントローラーは、最終的に一つのプライマリーコントローラーに接続します。コントローラーには、オンボードファームウェア設定を変更するマニュアル・トグル・スイッチが装備されているため、AV機器の設置者は接続されているどのコントローラーを選択するか、またはプライマリーコントローラーを選択する素早く判断することができます。1種類のコントローラーのみが必要なため、システムの複雑さとコンポーネントの在庫が軽減されます。
      
革新的な開発において、ザイトロニックは特別なZXY500™コントローラー用に独自の新しいファームウェアも設計しました。このファームウェアは、個々の接続されたコントローラーからのデータをプライマリーコントローラーにつなぎ合わせることができ、プライマリーコントローラーは1つのX-Y座標をUSB HIDの「プラグ・アンド・プレイ」タッチスクリーン・デバイスとしてホスト・コンピューターに提示します。「コンピュータは個々のタッチスクリーンではなく、1つの巨大なタッチセンサーのみを「認識」します」とクロスビーは説明します。
     
この斬新なアプローチは、ユーザーがある画面から隣接ユニットに指を移動する時にタッチ座標が欠落するという問題を解決し、ビデオウォールを操作する人の数に関係なく、シームレスな座標とタッチコンタクトIDの転送「ハンドシェイク」を実現します。 個々のタッチセンサーは、適切に設計されたフレームまたはオプティカルボンディングを使用して、超狭ベゼルディスプレイに取り付けることができます。 横に並べて表示すると、各画面のタッチコントローラーが連動して、ほぼボーダーレスな巨大でインタラクティブなウォールが作成されます。
      
この個別でありながら連動されタイル化されたアプローチのさらなる利点は、ユーザーの指先の届く範囲にある個別のモニターのみに、ZyBrid®エッジ・タッチ・センサーを取り付ければ良いという事です。高所にあるモニターには保護ガラスを貼るだけでいいのでコストを大幅に節約し、メンテナンスを大幅に簡素化できます。
      
すべてのザイトロニックタッチセンサーと同様に、サイズとデザインは完全にカスタマイズできます。サイズに関しては、主な要件は37、46、49、55、65インチであると予想され、Christie、LG、NEC、Philips、Samsungなどのサプライヤーから最も一般的に入手可能な狭いボーダーのビデオ・ウォール・モニターに合わせる事が可能です。 ガラスタッチセンサーは、3、4、6mmの熱強化ガラスでできており、顧客のニーズと衝撃の要件に応じて、プレーンガラスまたはAnti-Galreガラスのいずれかが使用できます。
     
ザイトロニックのクロスビーは、さらに次のように述べています。
「最新のザイトロニックの開発により、AVシステムの設置者は、ほぼ全サイズの正確で非常に反応性の高い投影型静電容量式タッチスクリーンビデオウォールが作成できます。事実上、無制限のスケーラビリティを備えたザイトロニックビデオウォールソリューションは、ミッションコントロールルーム、企業の本社、美術館から旗艦デパートまで、究極のインタラクティブな体験を生み出すための無限の可能性を可能にします」

ザイトロニックがシームレスなマルチタッチトランジションを備えたインタラクティブな新ビデオウォールテクノロジー発表

ザイトロニックのマルチタッチセンサーテクノロジー
https://zytronic.co.uk/technology/multi-touch/
     
ザイトロニック
www.zytronic.jp