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NXPが主要な車載領域においてスケーラブルなシステム制御と安全機能を容易に実装可能なパワーマネジメントICを発表

2020.11.17  1:58 pm

NXPが主要な車載領域においてスケーラブルなシステム制御と安全機能を容易に実装可能なパワーマネジメントICを発表

電動化、車載ボディ・エレクトロニクス、バッテリ・マネジメント、新たなゾーン・コントローラ、汎用ボディ/セーフティ・アプリケーション向けに安全でスケーラブルなシステム・パワーマネジメントを提供

NXP Semiconductorsは安全性が重要な車載アプリケーションでのMCU電源として、スケーラブルなセーフティ・パワーマネジメント・システムICであるFS26を発表しました。
FS26とNXPのS32K3ファミリのMCUの組み合わせは電動化、車載ボディ・エレクトロニクス、バッテリ・マネジメント、新たなゾーン・コントローラ、汎用ボディ/セーフティ・アプリケーション向けに、安全性にフォーカスしたソリューションを実現します。新ソリューションはASIL B / ASIL Dに対応する機能とSafeAssureにより、お客様の機能安全設計を容易にします。
FS26はNXPが新たに発表したS32K3との組み合わせによってソフトウェア・ドライバ、リファレンス・デザイン、システムレベルでのセーフティ・ドキュメントで構成されるソリューションを提供し、お客様のセーフティ・アプリケーション開発のさらなる時間短縮を可能にします。
  
クルマの技術革新をけん引しているのはコネクティビティ、電動化、自動化を可能にする電子機器です。こうした成長分野に対応し電子機器が増加する中で、システムの安全性維持がますます重要になっています。その結果、電子システムでのMCUの安全性モニタリングと高精度パワーマネジメントは設計の際の重要な事項となっており、自動車メーカーはさまざまな要件に適合しハードウェアとソフトウェアの実装を容易にする電源ソリューションを求めるようになっています。
  
NXPの新しいFS26は第3世代となるASIL D向けセーフティ・パワーマネジメント・ソリューションの提供により、こうした課題に対応します。従来の安全性と、セーフティ・モニタリング、システムレベルでの機能安全モニタリングを組み合わせることにより、お客様は機能安全設計を容易にすることが可能になります。
  
NXPのシステムおよびパワーマネジメント製品ライン担当副社長のJorge Salhuanaは、次のようにコメントしています。
「機能安全設計は、正しいスキル、機能、プロセスを活用することにより信用を得ます。新製品のFS26を通じて、私たちは10年以上の経験と第3世代パワーマネジメントをお客様のために活用し、ハードウェア、ソフトウェア、サポートの最適な組み合わせにより、最新のクルマの安全機能実装を容易にします」。
  
S32K3マイコン向けのFS26はすでに提供を開始しています。

NXPが主要な車載領域においてスケーラブルなシステム制御と安全機能を容易に実装可能なパワーマネジメントICを発表

FS26について

  • FS26はECU開発の迅速化に必要なハードウェア、ソフトウェア、セーフティ機能を備えたソリューション
  • ASIL B / ASIL Dに対応したスケーラブルなソリューション
  • ハードウェア/ソフトウェア・ソリューションを含め、新たに発表したS32K3とのリファレンス・デザイン
  • FS65製品をベースとしASIL BからASIL Dまでに最適な実績のあるハードウェア・アーキテクチャを用いたSafeAssure セーフティ・コンセプト