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PTCがクラウド型CADソリューションCreo+を発表

2023.5.18  5:21 pm

最新バージョン Creo 10 を同時リリース、コアとなる CAD 技術がさらに進化

米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、以下 PTC /日本法人: PTC ジャパン株式会社、本社:東京都新宿区)は、software as a service (SaaS)に対応した CAD ソリューション Creo+™(クリオプラス)と、CAD ソフトウェア Creo® 最新版となるバージョン 10 のリリースを発表しました。Creo+ は、Creo に備わるパワーと実績ある機能に、新たにクラウドベースのツールを組み合わせ、生産性を高める設計コラボレーションの強化と CAD 管理の簡素化で、プロジェクトの業務スピードを向上します。
      
Creo+ は、モデルベース定義、シミュレーション駆動設計、高度な技術製品を製造するための機能をベースに、複数のチームメンバーが製品デザインをレビュー、検討、編集できるリアルタイム設計コラボレーションツールを備えています。
また Creo+ には、クラウド基盤である PTC Atlas™ SaaS プラットフォームを採用した PTC Control Center™ アプリケーションが含まれており、クラウドベースツールのソフトウェアライセンスの導入と管理を簡単に行うことができます。
      
「Creo+ により、お客様はこれまで以上に速く、簡単に、そして協調的に設計することが叶います。」と、PTC の Creo 担当ゼネラルマネージャーであるブライアン・トンプソンは述べています。
「PTC は、市場をリードする Creo の設計機能と、クラウドによる高水準の生産性のメリットを融合させました。 Creo+ のユーザーは、社内外のパートナーと同時に同じ設計で共同作業が行えるため、再設計にともなう工程の削減が可能となり、開発プロセスを加速します。Creo+ のリリースは、お客様にとっても、PTC にとっても、そして CAD 業界全体にとっても、成長への重要なマイルストーンとなります。」
     
Creo+ で利用できる主な機能は以下のとおりです。
・リアルタイムコラボレーションとブランチ機能:専用のワークスペースを使い、何人でもリアルタイムで製品デザインの検討、確認、編集が行えます。これにより、製造やサプライヤーなど関係者と相互に情報交換ができ、逐次設計ではなく同時並行設計を推進できます。
効率的なデータ管理を可能にする使いやすさが特徴的なブランチ(分岐)機能は、設計を行ううえで試行錯誤しつつ進められたデザインを可視化し、メインの設計にマージすることができます。
     
・PTC Control Center:管理者は1台のデスクトップから組織全体に Creo+ を展開できるため、ごくわずかな時間でソフトウェアのインストールや設定、更新が行えます。また、名前付きライセンスの割り当てや要件に応じた権限の設定も効率的に行え、管理の手間が解消されます。これら操作は、シンプルなクラウドベースのインターフェースの PTC Control Center が担います。
     
Creo+ はオンプレミス版の Creo との完全な上位互換性があり、Creo と同じコアテクノロジーで構築されているため、データの変換は必要ありません。
      
同時にリリースを発表した Creo10 は、強度と耐久性を維持しながら軽量な製品を実現する複合材の設計とシミュレーションを可能にします。世界中の企業・研究機関で導入されているマルチフィジックス CAE である Ansysを利用した構造熱連成、非線形材料、非線形接触シミュレーションが導入され、Creo によるシミュレーション主導型の設計開発プロセスが大幅に拡張されます。
     
PTCジャパン
https://www.ptc.com/ja