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Braveridgeが水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を2022年7月末に販売開始

2022.6.21  4:26 pm

Braveridgeが水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を2022年7月末に販売開始

株式会社Braveridge(ブレイブリッジ、本社:福岡県福岡市)は、ELTRES™(エルトレス)IoTネットワークサービス(※)を利用して水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz(クロップズ)水田用 水位センサー ELTRES』を製品化、2022年7月末から販売開始します。
       
※ELTRES IoTネットワークサービスとは、ソニー独自の無線通信規格ELTRESを用いたIoTネットワークサービスで、「長距離安定通信」「低消費電力」などの特長があります。

稲作では水の管理が大切です。特に田植え後から中干しの間の水田における水深の管理はとても重要な要素となります。人に頼った見回りではなく、遠隔で水位を管理するためには、水田1枚毎にIoT水位センサーの設置が必要なため、水位センサーの単価を抑える必要がありました。
      
シンプル機能で低価格な農業IoT向けセンサーシリーズ:CROPz(クロップズ)
Braveridgeでは、既にBluetooth®LEでルーターを介してデータを取得する『水田用 水位センサー』を商品化、3段階の水位を検知するシンプルな構造によって低価格化を実現しています。
このシンプルな機能で低価格な農業IoT向けセンサーのシリーズを「CROPz(クロップズ)」と名付けました。
      
『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』
このCROPzシリーズのセンサーとして、今回は、ELTRES(TM) IoTネットワークサービスを利用する『水田用 水位センサー』を製品化しました。
水田に挿すだけで簡単に設置できる特長はそのままに、ELTRESの長距離通信を利用できる農業IoTサービス向けセンサーデバイスです。
ルーター不要で水位センサー単独で長距離通信ができるため、水田の周辺でルーターの電源を確保できない場所でも水位センサーの利用が可能となりました。

Braveridgeが水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を2022年7月末に販売開始

設置場所の状況に合わせて水位検知部を上下にスライドするだけで、3段階の水位レベル(上限・通常・下限)を設定可能です。

Braveridgeが水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を2022年7月末に販売開始

製品概要
・無線  :ELTRES™(エルトレス)
・測定方式:電気抵抗式接点センサー×3
・使用電源:CR123A×2本
・電池寿命:約1.5年間 ※3回/日の送信として。
・価格(税抜):18,000円(予定) ※ロット数により応相談
・販売開始 :2022年7月末(予定)

秋田、福岡の水田で試験運用中
2022年4月より、秋田県と福岡県の2箇所で『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を実際に水田に設置し試験運用を行っています。

Braveridgeが水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を2022年7月末に販売開始
秋田県「農事組合法人みずほ」 ※田植え前の設置時点の写真
Braveridgeが水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を2022年7月末に販売開始
福岡県「農業生産法人 株式会社モアグリーン」

『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』製品情報
https://www.braveridge.com/product/archives/50