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スマートホーム:多くのドイツ人がデータセキュリティへの追加出費に肯定的、セキュリティラベルが製品の購入決定に寄与―インフィニオン

2019.7.12  3:42 pm

35.4%もの回答者が「最大10%の追加出費を受け入れる」と回答。インフィニオン委託によりGfKが調査実施

2019年6月27日、ミュンヘン(ドイツ)
夏は、旅行の季節であり、強盗発生率がピークに達する季節でもあります。そのため、より多くの消費者がカメラやスマートフォンのアプリを介して自宅を遠隔的に監視するようになっています。しかし、電気シャッター、スマート火災報知機、照明制御システムなど、スマートホームやスマートリビングのソリューションの多くは、サイバー攻撃から保護されていないことがあります。攻撃者は、インターネットを介して住居や居住者を偵察し、銀行口座の詳細情報を盗み取り、場合によっては、スマートロックを解除することもできます。

インフィニオン テクノロジーズ(FSE:IFX/OTCQX:IFNNY)の委託によってGfKが実施した調査によると、多くのドイツ人消費者は、そうしたセキュリティリスクを認知していることが読み取れます*。すべての年齢層および所得層にわたり、多くの調査対象者は、サイバー攻撃やデータの盗難を防御できるデバイスならば、より多く支払っても構わないと回答しています。35.4%もの回答者が最大10%の追加出費を受け入れる、20.9%の回答者が、最大19%の追加出費を受け入れる、回答者の8.4%は、最大20~25%もの追加出費を受け入れると回答しています。

また、調査対象者の60%以上は、購入する製品を決定する際、各製品のセキュリティレベルを確認できるラベルの導入を望むと回答しています。冷蔵庫や洗濯機のエネルギー効率を確認できるEUエネルギーラベルと同様、コネクテッドデバイスにもセキュリティレベルを明白かつ包括的に表示するラベルが求められています。

インフィニオンのセキュリティ事業本部で責任者を務めるトーマス ロステック(Thomas Rosteck)は、次のように述べています。
「スマートホームのセキュリティは、実は複雑であるにもかかわらず、多くの消費者が自身で対処する必要性に迫られています。すでにPCで一般化しているように、コネクテッドデバイスにもファイアウォール、データの暗号化、個別のパスワードを使用することで、セキュリティレベルを大幅に向上できるようになります。また、シンプルなソリューションを活用するだけでも、プライバシーを保護し、新しい信頼性の高いアプリケーションを構築、さらには、競争の激しいスマートホーム市場において差別化を図るための優位性を確保することも可能になります。」

スマートホーム製品やホームモニタリングの積極的な使用を控える傾向

同調査によると、スマートテレビ、ゲーム機、タブレットといったコネクテッド家電はセキュリティリスクが比較的高いと認識されているにもかかわらず、普及が進んでいます。ドイツの全世帯のうち68%は、このカテゴリーに属するデバイスを少なくとも1つは所有しており、インターネットに接続させています。また、スマートスピーカーは、すでにドイツの23.8%の世帯で導入されています。

対照的に、ホームモニタリングやホームセキュリティのソリューション、エネルギー管理、照明制御、スマートホーム製品に関しては、その積極的な使用を控える傾向が見られます。これらの製品に関するセキュリティリスクは、すべての年齢層において特に高いと認識され、既存デバイスのインターネットを活用したオンラインによる使用頻度に関しても、圧倒的に低いものとなっています。この傾向は、冷蔵庫、洗濯機、ロボット掃除機といったスマートホーム製品において特に顕著に見られます。調査対象者の合計52.9%がインターネットに接続可能なデバイスを所有していると回答した一方、実際にインターネットに接続させたことがあると回答したのは、17%にとどまっているのです。

また多くの消費者が、スマートデバイスを購入する際、これまで以上にセキュリティリスクに注意を払うようになっています。回答者の22.8%がエンターテイメントに関連するソリューションを検討したことがあると回答したのに対し、47%がホームモニタリングやホームセキュリティのソリューションに関する詳細な機能を検討したことがある、または、将来的に購入する際には検討する意思があると回答しています。

サイバーセキュリティに関する義務的な規定や認証が求められる

スマートホーム製品メーカーに対して、データセキュリティに関する義務的な規定は制度化されていませんでした。しかし、EUは、欧州単一市場としてセキュリティレベルを高めることを表明しており、2019年6月27日にはEUサイバーセキュリティ法が施行されます。これは、製品、関連プロセス、サービスに関するサイバーセキュリティ認証をEU全域にわたって規則化するものです。また、同法は、CEマークの付いた家電製品にも適用されることになります。

*GfKによるオンライン代理調査、14歳以上のドイツ国民1000人を対象に2019年1月に実施

■インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社
 http://www.infineon.com/jp

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