Electronics Information Service

組込みシステム技術者向け
オンライン・マガジン

MENU

SOLUTION

Zwipeとインフィニオン、パートナーシップを拡大し、協業を強化

2019.7.9  1:48 pm

生体認証付きスマートデバイス普及のための先進的なシステム オン チップ ソリューションやカードのシステム デザインを共同で定義し開発

2019年6月18日、ミュンヘン(ドイツ)、オスロ(ノルウェー)
生体認証テクノロジー企業のZwipeと、決済市場向け半導体ソリューションプロバイダーであるインフィニオン テクノロジーズは、二社間の技術面と事業面の包括的な関係の協業に関する、長期契約を拡大して締結しました。決済カードやウェアラブル機器を含む生体認証付きスマート デバイスの本格普及のための、先進的なシステム オン チップ ソリューションや、カードのシステム デザインを、共同で定義し開発します。

今回の協業では、人気が高まりつつある、生体認証カードを用いたタップ アンド ゴー決済に注力します。タップ アンド ゴーは、ヨーロッパのPSD2(改正決済サービス指令)が求めるSCA(本人による確実な認証)要件を満たし、セキュリティに妥協すること無く、ユーザー・エクスペリエンスを大幅に向上させることができます。

Zwipeとインフィニオンは、長年にわたる関係を有しています。インフィニオンのセキュア エレメントは現在、Zwipeの生体認証決済プラットフォームを採用した全てのパイロット プロジェクトに採用され、ヨーロッパや中東の様々な国の12の主要銀行が運営する複数の主要決済ネットワークを支えています。カード メーカー各社は、生体認証付き決済カードの認定を完了させ、今年中に商品化する計画です。

この協業について、ZwipeのCEO アンドレ レヴェスタム(André Løvestam)氏は次のように述べています。「インフィニオンのような世界的テクノロジー リーダーとの長年にわたるパートナーシップを強化でき光栄に思います。本格普及のための競争力あるソリューションを通して、ZwipeのテクノロジーやIPを実用化する力は、今回の協業で更に高まります。」

インフィニオンのペイメント&ウェアラブルズ事業担当 ビョーン シャーフェン(Bjoern Scharfen)は次のように付け加えました。「Zwipeとの協業、共同開発は、生体認証決済の本格普及を促進させるものです。」

二つのテクノロジー企業が協力して、生体認証付きデュアル インターフェース決済カードの量産要件を最適化した、先進的な統合ソリューションの開発を目指します。開発中のプラットフォームは、カード設計を簡素化し、部品点数を削減します。

Zwipe社について
Zwipeは、バッテリの要らない超低消費電力の内蔵型生体認証ソリューションを実現するテクノロジー プロバイダーです。セキュリティ、金融サービス、およびIDアプリケーションの世界的ブランドを含むパートナーのエコシステムを活用して、銀行、事業者、そして消費者のためにZwipeは便利を安全に(Making Convenience Secure™)しています。

個人情報を保護する先進的な指紋認識を用いたZwipeのソリューションは、従来の認証方法に潜在するデータ盗難の危険に対処します。ノルウェーのオスロに本社を置くZwipeは、国際的なインフラストラクチャー規格に基づくセキュリティソリューションと組み合わせた独自の電力管理テクノロジー・プラットフォームを、過去10年にわたって開発してきました。詳細についてはwww.zwipe.comをご覧ください。

■インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社
 http://www.infineon.com/jp