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キーサイトのエンドツーエンド・オープンRAN・ソリューション・ポートフォリオが、マルチベンダー5Gネットワークでの性能信頼性とイノベーションを促進

2021.2.10  2:48 pm

キーサイトのエンドツーエンド・オープンRAN・ソリューション・ポートフォリオが、マルチベンダー5Gネットワークでの性能信頼性とイノベーションを促進

キーサイトのOpen RAN Architectにより、O-RANベンダーとモバイル事業者は相互運用性、性能、コンフォーマンス、セキュリティの検証が可能に

キーサイト・テクノロジーズ・インク(米国カリフォルニア州サンタローザ)は、オープンな無線アクセスネットワーク(オープンRAN)ベンダーやモバイル事業者が、O-RAN仕様インタフェースに基づいた、マルチベンダー5Gネットワークの相互運用性から性能、コンフォーマンス、セキュリティに至るエコシステムの検証が可能となる、エンドツーエンドのソリューションスイートを発表しました。
   
多くのモバイル事業者は、5Gサービスを提供するために、O-RANアライアンスの仕様に基づいた仮想化クラウドRANアーキテクチャを展開しています。マルチベンダーネットワークへの移行は、相互運用性や性能の複雑さをもたらします。
RANのエッジから5Gコア(5GC)までのエンドツーエンドテスト、および初期のプレシリコン開発からシステム統合までのエンドツーエンドテストにより、性能レベルが満たされていることに対する保証が求められます。異種ネットワーク全体での包括的なテストにより、ベンダー各社は設計の機能を拡張でき、さらにモバイル事業者は革新的なサービスを支援するソリューションを提供することが可能になります。
   
キーサイトのネットワーク・アクセス・グループのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるGiampaolo Tardioliは、次のように述べています。
「無線ユニット(O-RU)、分散ユニット(O-DU)、集約ユニット(O-CU)、およびRANインテリジェントコントローラ(RIC)のベンダーは、性能を検証し、ネットワーク構成要素間の相互運用性を構築し、最新のO-RANと3GPPの仕様への準拠を保証するために、統合された仮想化クラウドネイティブのソリューションを必要としています。キーサイトのエンドツーエンド・オープンRAN・ソリューション・ポートフォリオにより、プロトコルスタックのあらゆるレベルのコンポーネントを検証することが可能になり、サブシステムが期待通りに一貫して動作することを保証します。」
   
Keysight Open RAN Architect (KORA)は、O-RAN仕様に準拠した機器の開発、統合、および展開を加速する統合型ソリューションです。KORAは、チップセットメーカー、ネットワーク機器メーカ―(NEM)、モバイル事業者、およびオープンテスト&インテグレーションセンター(OTIC)からなるサプライチェーンのワークフローに合わせてカスタマイズされています。
ユーザーは共通のソリューションセットに独自にアクセスして、プレシリコンからクラウド展開までのワークフロー全体での結果の共有を簡素化することができます。
   
キーサイトは、O-RANアライアンス発足直後に参画し、主要な業界関係者と早期に連携し、O-RAN規格に関する幅広く深い専門知識を得ることができました。キーサイトは、O-RANアライアンスのO-RANフロントホール・コンフォーマンス・テスト仕様のエディターとして、O-RAN規格の開発に継続的に貢献し、承認されたO-RANテストケースを使用して、O-RUとO-DUがO-RAN仕様に準拠しているかを検証できるようにしています。
キーサイトは、O-RANアライアンス・セキュリティ・タスク・グループの調整役として、オープンRANのセキュリティに対処する業界の取り組みを推進しています。
    
Keysight Open RAN Architect (KORA)には、Open RAN Studio、UeSIM、RuSIM、CoreSIM、DuSIM、CuSIM、RIC Test、ATI Pentest、CyPerf、Breaking Point、Vision Edge、IxNetwork、CloudPeak、Nemo Outdoorが含まれています。
    
このポートフォリオは、3GPPとO-RANテストの両方をカバーしており、各関係者に合わせて用意しています:

・Keysight Open RAN Architect (KORA) – Chip Designer Suite
チップセットベンダーは、設計の完了前にO-RANシミュレーションツールを使ってO-RAN設計がO-RAN仕様に準拠しているかを検証し、開発時間を短縮することができます。
   
・Keysight Open RAN Architect (KORA) – NEM Suite
オープンRANのハードウェアとソフトウェアのベンダーは、O-RAN仕様への準拠と相互運用性を検証し、各機能がマルチベンダーのオープンRANへ期待通りに統合されていることを確認できます。
   
・Keysight Open RAN Architect (KORA) – Operator Suite
モバイル事業者は、新しい5Gサービスの収益機会を促進するサブシステムのコンフォーマンス、相互運用性、性能の検証ができます。
   
Keysight Open RAN Architect (KORA) – OTIC Suite
OTICは、ORAN仕様に準拠したツールを使用し、完全で再現性のある自動化プロセスによって、コンフォーマンス、相互運用性、性能を検証することができます。
   
キーサイトのOpen RAN Architectスイートとソリューションに関する詳細情報は、以下のサイトをご覧ください。
www.keysight.com/find/ORAN