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グリーン・ヒルズ・ソフトウェアの自動車業界パートナー向けエコシステムに、アルガス・サイバーセキュリティ社が加盟

2020.8.13  5:41 pm

最適化されたC/C++コンパイラとArgus Control Flow Integrityが、2021年量産予定の車両のセキュリティとして採用されたことに伴い、新たな提携が実現

組込み系のセーフティとセキュリティの世界的リーダーであるグリーン・ヒルズ・ソフトウェアと、自動車用サイバーセキュリティの世界的リーダーであるアルガス・サイバーセキュリティは、クラス最高の技術プロバイダーであるグリーン・ヒルズのエコシステムにアルガスが加盟したことを発表しました。
  
今回の提携は、Argus Control Flow Integrity製品を、グリーン・ヒルズ・ソフトウェアの業界をリードする最適化されたC/C++コンパイラに統合することで、自動車業界のお客様との共同開発が成功したことにより実現しています。この共同ソリューションは、2021年から欧州OEMの車両の中で、安全性が重要視されるECUのセキュリティを保つことが期待されています。自動車業界では、ソフトウェアやコネクティビティへの依存度が高まるにつれ、サイバー攻撃を受けるリスクが増えてきています。グリーン・ヒルズC/C++コンパイラが従来より備えるセキュリティ機能と安全性に加えて、新たに統合したArgus Control Flow Integrityは、ルネサスRH850プロセッサファミリーを使用したAUTOSAR classicのデバイスに対応し、誤検知することなくバッファオーバーフローなどのサイバー攻撃からECUを防御します。
  
  
アルガス・サイバーセキュリティで製品担当バイスプレジデントを務めるNir Rozen氏は、次のように述べています。「Argus Control Flow IntegrityをGreen Hills Compilerに最適化することで、自動車用ソフトウェアのサイバーセキュリティを強化する開発の複雑さと工数の削減を可能にしました」
  
グリーン・ヒルズ・ソフトウェアでEMEA事業開発ディレクターを務めるChris Tubbsは、次のように述べています。「アルガス・サイバーセキュリティと共に仕事をすることになり、クラス最高の技術を提供する当社の豊富なエコシステムにアルガス・サイバーセキュリティが加わることを嬉しく思います」
  
  
Argus Control Flow Integrityは、アルガスが提供している多層防御構成のArgus Connected ECU ProtectionおよびArgus Core ECU Protection製品の中の一つのレイヤーであり、ISO 26262 ASIL Bに準拠したArgus Control Flow Integrityは、ブレーキやADASなどの安全が非常に重要視されるECUをサイバー攻撃から防御します。さらにArgus Control Flow Integrityは、AUTOSAR Classicだけでなく、高水準のオペレーティングシステムを使用したECUやベアメタルのECUでも動作します。
  
Green Hills Compilerは35年以上にわたり、最速、最小、高信頼のコード生成によって、組込み業界をリードしてきました。ISO 26262 ASIL Dの認証を取得したGreen Hills Compilersは、安全システムやベアメタル、AUTOSAR Classic、OSEK、または上位レベルのOSを実行するECUに多く使用されています。Green Hills Compilerは、C、C++11、C++14、C++17、Embedded C++、GNU C/C++拡張を幅広いプロセッサでサポートしています。
  
  
▼関連リンク
・アルガス・サイバーセキュリティ https://www.argus-sec.com/
・グリーン・ヒルズ・ソフトウェア www.ghs.com