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マウザー、テキサス・インスツルメンツ社の8GHzオペアンプOPA855の取り扱いを開始

2019.8.1  11:45 am

マウザー・エレクトロニクス

広帯域、低ノイズのバイポーラ入力オペアンプ。8GHzのゲイン帯域幅積(GBWP)の高ゲイン構成で高い閉ループ帯域幅が可能

最新の半導体及び電子部品の幅広い品揃えと、新製品をいち早く市場に投入することに注力する、ネット販売商社のマウザー・エレクトロニクス(Mouser Electronics、本社: 米国テキサス州マンスフィールド、以下: マウザー)は、テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments、以下: TI)社のOPA855 不完全補償型アンプの取り扱いを開始しました。OPA855は、広帯域トランスインピーダンスおよび電圧アンプ・アプリケーションに最適な、広帯域、低ノイズのバイポーラ入力オペアンプです。8GHzのゲイン帯域幅積(GBWP)により、高ゲイン構成で高い閉ループ帯域幅が可能です。さらに0.98 nV/√Hzの低入力電圧ノイズにより、アンプからのノイズ寄与を最小限に低減し、2750 V/µsの高スルーレートにより広い出力電圧スイングを可能にします。

マウザーより購入可能な、トランスインピーダンス・アンプ(TIA)アプリケーション向けのTIのOPA855は、0.8 pFという低い入力容量により、回路の全入力容量を最小限に抑え、システムの高速化を可能にします。また独自のパッケージピン配置により、帰還回路の配置を簡素化しながら、入力とフィードバック接続間のピン間容量を絶縁します。このピン配置は、アンプの帰還回路周りの全寄生容量を低減し、高ゲインTIA設計の広帯域化を実現します。

OPA855のTIAアプリケーションには、TIのTDC7201などのタイム/デジタル・コンバータと組み合わせて使用する光学的タイム・オブ・フライト(ToF)システムなどがあります。あるいはOPA855は、TIのTHS4541やLMH5401などの差動出力アンプを接続した、高分解能LIDARシステムの高速アナログ/デジタル・コンバータ(ADC)を駆動することもできます。

OPA855は、FET入力OPA858/OPA859 などを含む、TIの超広帯域オペアンプ・ファミリの最新製品です。このアンプ・ファミリは、広帯域トランスインピーダンス回路をはじめ、高速データ収集システム、低ノイズフロントエンドなどに最適です。OPA855は、専用のOPA855DSGEVMオペアンプ評価モジュール、および汎用DEM-OPA-WSON8-EVM未実装評価ボードによってサポートされています。

さらに詳しくは、www.mouser.com/ti-opa855-amplifiersをご覧ください。

 
■マウザー・エレクトロニクス
 http://www.mouser.jp