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ユビキタスAIのLinuxUbiqui®/Android™高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」が累計出荷数 6,000万本を突破

2022.5.13  3:53 pm

車載情報機器での導入が堅調に推移、一部海外メーカーの出荷が本格化し伸長に寄与

株式会社ユビキタスAIコーポレーション(本社:東京都新宿区)は、2022年4月末時点で、Linux/Android高速起動ソリューションUbiquitous QuickBoot(以下「QuickBoot」)の累計出荷ライセンス数が、全世界で6,000万本を突破し、6,130万本に達したことを発表します。
       
機器の高機能化とセキュリティ要求による高速化ニーズの拡大から累計出荷数 6,000万本を突破
QuickBootは、2010年からSDK(ソフトウェア開発キット)として販売を開始し、カーナビ、Display Audioといった車載情報機器を中心に2012年頃から量産機器での本格的な導入が始まりました。また、コンシューマー向け機器、産業機器、医療機器、OA機器、パネルコンピューター、表示器、無線装置といったユーザーインターフェースを持った機器において、電源投入後、直ぐに起動し、画面が表示され、操作ができる点が高く評価されています。
      
近年の車載情報機器をはじめとする組込み機器には、インターネット接続、複数のスクリーン搭載、2D/3Dといった高度なグラフィックス表示、ネットワーク経由でのソフトウェアアップデートなどが要求されるケースが増えています。また、インターネットを介したハッキングなどのサイバー攻撃に対応するため、セキュリティの強化が必要とされ、起動時にソフトウェアが改ざんされていないかをチェックするSecure Boot(セキュアブート)機能が求められるようになっています。その結果、これまで以上に起動時間が延びることとなり、機器メーカーにとって大きな課題となっています。
       
QuickBootは、起動時間の課題を解決するソリューションとして、その機能性が幅広く支持され、最近では、国内メーカーだけでなく、海外メーカーによる採用も進んでいます。その結果、コロナ禍にもかかわらず出荷数が堅調に推移し、この1年間で1,200万台超と急速にその出荷数を伸ばし、このたび、累計出荷ライセンス数 6,000万本を超えるに至りました。
       
今後の展開
今後も引き続き、これまで多くの出荷実績を持つカーナビ、Display Audioに加え、ドライブレコーダー、メータークラスター、ADAS(先進運転支援システム)など、国内外で製造される他の車載機器への営業/プロモーションを推進していきます。また、起動時間が遅いために電源を切らずにスリープモードなどで運用することで待機電力やバッテリー充電頻度が課題となっている機器(ウェアラブルデバイス、モバイルWi-Fiルーター、複合機、プリンターなど)の組込みシステム向けに、QuickBootを訴求し、新たなマーケットを開拓していきます。
      
・Ubiquitous QuickBootについて
Ubiquitous QuickBootは、先進的なメモリ管理により、機器およびそのアプリケーションを数秒で起動する高速起動技術です。機器を電源が完全に切断された状態(コールドブート)から高速起動するだけでなく、機器の待機電力をセーブし、機器のバッテリーの持ちを長くします。QuickBootは、ARMコアv6/v7/v8およびx86アーキテクチャに対応し、OSとしてLinuxとAndroidで利用できます。
https://www.ubiquitous-ai.com/products/os/quickboot/
      
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
https://www.ubiquitous-ai.com/