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ユビキタスAIがエッジデバイス上のアプリケーションの一元管理を可能にする「Avassa Control Tower」提供開始

2022.6.14  4:18 pm

ユビキタスAIがエッジデバイス上のアプリケーションの一元管理を可能にする「Avassa Control Tower」提供開始

Avassa Systems社と販売代理店契約を締結、2022年6月14日から

株式会社ユビキタスAIコーポレーション(本社:東京都新宿区、以下「ユビキタスAI」)は、Avassa Systems AB(本社:スウェーデン、以下「Avassa社」)が開発したエッジデバイス上にあるアプリケーションの一元的なライフサイクル管理を可能にするプラットフォーム「Avassa Control Tower」を2022年6月14日(火)に提供開始したことを発表します。
       
エッジコンピューティングを取り巻く環境
クラウドオペレーティングモデルの普及によって、クラウド環境は、より高度かつ柔軟に利用できるようになり、アプリケーションの開発や、ライフサイクル管理、モニタリングなど、使用するツールやプロセスが再定義できるようになりました。
      
エッジコンピューティングでもクラウド同様の進化が進みつつあり、分散した多数のエッジデバイス上でアプリケーションが動作可能になっています。一方で、アプリケーションがエッジに移行するのに伴い、コンフィギュレーション管理、ライフサイクル管理、データコンプライアンスなどに関する課題が浮き彫りになってきました。
      
Avassa Control Tower導入のメリット
Avassa Control Towerは、多数のエッジデバイス上にあるアプリケーションの、デプロイ※1、アップグレード、モニタリングなどの一元管理を可能にするプラットフォームです。
DevOps※2の思想に基づき「アプリケーションの仕様」を開発者が定義し、「デプロイの仕様」をエンジニアが定義することで、ライフサイクル管理の最適化が実現できます。
多くの機器上のアプリケーション管理が、遠隔から一元的に行えるため、通信キャリア、スマート工場、防災システム、小売業の在庫管理システムなどの分野で高い効果が期待できます。

Avassa Control Towerの主な機能

主な特長
・シンプルでユーザーフレンドリー
エッジデバイスに直接アプリケーションをデプロイすることで、デバイスの設定、機密情報、証明書、テナントの設定、イメージファイルなどが、正しい場所にインストールされたか確認可能
       
・アプリケーション中心のソリューション
各エッジデバイスに組み込まれたAvassa Control Towerのアプリケーションサービスが、インストール、設定、アップグレードなどを自動的に処理するため、エッジデバイスごとの個別対応が不要
      
・分散セキュリティ
証明書、資格、アプリケーションの非公開情報など、分散した機密情報の一元管理を実現し、非常時には、テナント※3、サイト※4、またはホスト※5単位で通信をブロックするワンストップオペレーションが可能
      
Avassa Control Tower(アバッサ コントロール タワー)概要
https://www.ubiquitous-ai.com/products/avassa-control-tower/

※1 デプロイ:開発した機能やサービスを利用できる状態にする作業
※2 DevOps:ソフトウェアの開発担当者と運用担当者が密接に協力しあって体制を構築し、各種プロセス内の作業を自動化しながらソフトウェアの導入や更新を迅速に進める開発手法
※3 テナント:エッジデバイスを管理する個人や会社などAvassa Control Towerのユーザー
※4 サイト:エッジアプリケーションが動作しているエッジデバイスのグループ
※5 ホスト:エッジアプリケーションが動作しているデバイス

Avassa Systems ABについて
Avassa社は、スウェーデン・ストックホルムを本社とするスタートアップ企業です。Tail-f Systemsからスピンアウトしたメンバーが中心となり2020年に設立されました。Avassa社は、エッジコンピューティングと呼ばれる、分散されたクラウドの管理の常識を変えることを目指しています。
https://avassa.io/
       
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
https://www.ubiquitous-ai.com/