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NXPがクルマの360度サラウンド・セーフティ・コクーンを可能にするコンプリート・レーダー・センサ・ソリューション発表

2020.12.8  7:00 pm

NXPがクルマの360度サラウンド・セーフティ・コクーンを可能にするコンプリート・レーダー・センサ・ソリューション発表

NCAP対応のコーナー・レーダーから4Dイメージング・レーダーまでのすべてのレーダー・セグメントに対応した新たなセンシング・ソリューション

NXP Semiconductorsは、クルマを360度で俯瞰するサラウンド・セーフティ・コクーン・レーダーと、イメージング・レーダーを可能にする認識/分類機能を実現する新しいコンプリート・レーダー・センサ・チップセット・ソリューションを発表しました。
NXPの新しいレーダー・プロセッサと77GHzトランシーバで構成される新ソリューションは、システム構成に対し高い柔軟性とスケーラビリティを提案し、自動車メーカーに対し4Dイメージング・レーダー量産に向けた商業化への道筋を初めて提供するとともに、コーナー/フロント・レーダー・アプリケーションのNCAP要件への対応を可能にします。
4Dイメージング・レーダーの機能は距離や速度の測定から方向、到達角度(AoA)、エレベーション測定を実現するまでに拡大しています。このソリューションの実現は年間130万人にのぼる交通事故死亡者の低減への取り組みの一環であり、運転支援システムの中核としてのレーダーの技術革新を示すものです。
  
レーダーは自動運転レベル1~3に注力する伝統的な自動車メーカーと、レベル4~5の高度な自動運転に対応したロボタクシーや安全なデリバリー・アプリケーションを開発しているMaaS(Mobility as a Service)に対応する中核的な先進運転支援(ADAS)技術です。NXPの新レーダー・センシング・ソリューションはこの2つのケースに対応しており、その異なるシステム構成の実現に重要なスケーラビリティを備え、設計の再利用を可能とする最適なアプローチを提供し、自動車メーカーの多様なブランドやモデル・ポートフォリオに対するニーズに対応します。こうしたフレキシビリティにより、ユースケースに適切な性能カスタマイズ、研究開発負担の軽減、迅速な製品開発が可能になります。
  
NXPは2つの新ソリューションにより、技術革新を加速します。

NXPの新イメージング・レーダー・ソリューション
イメージング・レーダーはレーダーの性能を大幅に強化する画期的な技術です。多様な機能を提供するとともに、高精度環境マッピングや状況理解のための超高分解能イメージを実現することにより、「ハイウェイ・パイロット」や車線変更支援など、現在使用可能なレベル2以上の機能をさらに進化させます。こうした高度な「理解」は、クルマや交通弱者の存在によって運転が複雑になる都市環境での完全自動運転の実現において重要な役割を担います。
  
NXPの新しい特定用途向けS32R45レーダー・プロセッサとTEF82xxトランシーバの組み合わせは、遠方の小型物体の識別を可能にするだけでなく、混雑した環境でクルマと自転車や歩行者などの交通弱者を正確に区別し分類するための優れた角度分解能、プロセッシング能力、センシング範囲を提供します。こうしたイメージング機能は運転の際の意思決定の向上を可能にします。
  
NXPのスケーラブルなコーナー/フロント・レーダー・ソリューション
NXPのソリューションは量産車向けのコスト効率が高く小フットプリントのNCAPコーナー・レーダー要件に対応しているほか、長距離フロント・レーダーや、同時死角検知、車線変更支援、エレベーション・センシングなどの先進マルチモード・ユースケースに向けたスケーラビリティを提供します。こうした先進アプリケーションはクルマの360度サラウンド・セーフティ・コクーンを可能にするために、複数物体の検出と明確な識別を同時に行うための拡張センシング範囲と非常に高い角度分解能を必要とします。
NXPの新S32R294レーダー・プロセッサとTEF82xxトランシーバの組み合わせは自動車メーカーに対し、NCAPと先進コーナー・レーダー、さらに長距離フロント・レーダー・センサの要件に高効率で対応できるスケーラブルなソリューションを提供します。また、個々のユースケースに対応したカスタマイズ化も可能にします。

NXPがクルマの360度サラウンド・セーフティ・コクーンを可能にするコンプリート・レーダー・センサ・ソリューション発表
NXPがクルマの360度サラウンド・セーフティ・コクーンを可能にするコンプリート・レーダー・センサ・ソリューション発表
NXPがクルマの360度サラウンド・セーフティ・コクーンを可能にするコンプリート・レーダー・センサ・ソリューション発表

  
NXPの上級副社長兼RFプロセッシング担当ゼネラル・マネージャーのTorsten Lehmannは、次のようにコメントしています。
「レーダーは進化を遂げており、以前は他のクルマの走行速度や車間距離の単純な検知を行うだけだったのに対し、クルマの周囲の高精度マッピングのためのイメージング・レーダーによる高分解能物体/特徴検出が可能になっています。私たちの新レーダー・センサ・ソリューションにより、お客様は安全な運転実現のためのNCAP要件のカバーと、完全自動運転車への道を拓く最先端ADASセンシングへの対応が可能になります」。
  
NXPは77GHz RFCMOSレーダー技術を初めて量産提供した企業として、また、画期的なS32車載プロセッシング・プラットフォームの開発企業として、異なるレーダー・システムに対応可能な最大のスケーラビリティと再利用可能性を提供し、お客様のシステムにおけるコストの最適化を実現しています。それにより、お客様の研究開発効率の最適化が可能になります。
  
NXPの新レーダー・センサ・ソリューションは市場をリードし量産実績のある16nm FinFETと40nm RFCMOS技術を採用しています。NXPの新RFCMOS 77GHzレーダー・トランシーバ、イメージング・レーダー向け新S32R45高性能レーダー・プロセッサ、コーナー/フロント・レーダー・アプリケーション向けS32R294レーダー・プロセッサの詳細については、http://www.nxp.com/radarをご覧ください。NXPのレーダー・ソリューションは現在お客様向けにサンプル供給中で、2021年中に量産開始予定です。

CES 2021で、NXPのCTOのLars Regerにより最新の車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラの革新的ソリューションの発表を行う予定です。