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Secure ThingzとIntrinsic ID、組込み業界におけるサプライチェーンの信頼性向上に向けてパートナーシップを締結

2022.2.17  3:45 pm

パートナーシップにより、IoTアプリケーション用のセキュアな固有IDの迅速な開発、実装、プロビジョニングが可能に

IARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区)のグループ企業であり、セキュアなIoTのための最先端の開発およびプロビジョニングプラットフォームを提供するSecure Thingz(本社:イギリス、ケンブリッジ)は、PUF(Physical Unclonable Function:物理的に複製困難な機能)セキュリティIPのリーディングプロバイダであるIntrinsic ID社(カリフォルニア州サニーベール)とのパートナーシップ締結を発表しました。両社の協業により、Secure Thingzの開発・プロビジョニングソリューションにIntrinsic ID社のPUF技術が強力に組み込まれる予定です。
    
製品やデバイスが機密情報を共有し、重要なサービスが提供される今日、信頼性の高いサプライチェーンを確立することが、かつてなく重要性を増しています。今回のパートナーシップ締結により、企業は固有IDを持ち、機密性を組込んだ製品の開発が可能となります。その結果、セキュアなマイクロコントローラの実行環境とそれに続くソフトウェアを実行前に検証する、Root of trust(信頼の基点)ブートマネージャへのイミュータブルなブートパスが実現し、これにより製品の開発から製造および製品寿命に至る全期間を通じて、安全性が確保されます。
     
Secure ThingzでCEOを務めるHaydn Poveyは、次のように述べています。
「今日、PUF技術は多くのデバイスで必須の要素であり、先進の企業各社はこの技術を自社のマイクロコントローラに組込んで、IoTセキュリティを確保しようとしています。Secure ThingzはIntrinsic ID社との協業を通して、この必要不可欠なPUF技術をさまざまな組込みシステムに統合し、ルート鍵の作成およびプロビジョニングデータの保護を実現してまいります」
     
Intrinsic ID社でCEOを務めるPim Tuyls氏は、次のように述べています。
「PUF技術は、IoT環境において組込みアプリケーションのセキュリティを確保する上で基盤となるものと考えています。Secure Thingz社は、IoTの安全性を確保するソリューションを提供する重要なプレーヤであり、今回のパートナーシップは、PUF技術の導入を加速し、組込み市場全体にわたりchain-of-trust(信頼の連鎖)を実装する上で重要な差別化要因を提供することになるでしょう」
     
Secure Thingzのセキュリティソリューションを採用することにより、企業は強固な信頼の基点を開発プロセスの一部として実装でき、さらにプログラミングやプロビジョニングにまで展開可能となります。同時に、世界中の大規模プログラミングやプロビジョニングサービスに対しPUF技術の導入が促進されるでしょう。
詳細な情報は www.securethingz.comをご参照ください。
       
・Intrinsic ID
Intrinsic ID は、PUF(physical unclonable function:物理的に複製困難な機能)技術をベースとした組込みシステム用のセキュリティIPの世界的プロバイダです。PUF技術は、すべてのシリコンチップについて、各々に固有の独自性を付与し、ハードウェアの安全性を強化するものです。 このセキュリティIPは、ハードウェア、ソフトウェアのいずれでも提供可能で、小型マイクロコントローラから高性能FPGAに至る、ほぼすべてのチップにおいて、その製品ライフサイクルのあらゆる段階で容易に導入可能です。このIPはハードウェアのroot of trust(信頼の基点)として、決済システムの認可、接続性の確保、センサ類の認証を行い、機密性の高い国家および軍事データを保護します。Intrinsic IDのセキュリティは、NIST CAVPの認証を取得しており、EMVCo、Visa、CC EAL6+、PSA、IoXtをはじめ、各国政府の認定を受けた数多くのデバイスに採用され、その実績が認められています。
www.intrinsic-id.com