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IARシステムズが開発者のニーズに対応したVisual Studio Code拡張機能を発表

2022.6.21  3:24 pm

IARシステムズが開発者のニーズに対応したVisual Studio Code拡張機能を発表

Visual Studio Codeを使用する世界中の数百万人の開発者に組込みに関する専門知識とソフトウェアソリューションを提供

IARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン、ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区)は、IARシステムズの組込みソフトウェア開発用Visual Studio Codeの拡張機能を発表しました。今回、新たにVisual Studio Code Marketplaceで入手可能となった拡張機能により、開発者はVisual Studio Codeで開発を行うと同時に、組込みシステムに特化したIARシステムズのソフトウェアソリューションの強力な機能も利用できるようになります。
      
IARシステムズは、長年にわたり最も高レベルでAzure RTOSと製品の統合を行ってきました。IAR Embedded WorkbenchデバッガへのAzure RTOS ThreadXカーネルの統合もその一例です。この最先端デバッガをMicrosoft Embedded Toolsの拡張機能と統合することで、すべてのAzure RTOS ThreadXオブジェクトの表示、スレッド固有のブレークポイント設定、中断スレッドのコールスタックの表示、Azure RTOS ThreadX内の一意の実行プロファイルおよび性能モニタリング機能の表示などが可能となりました。IARシステムズの新しい拡張機能により、Visual Studio Codeコミュニティでは、同様に高レベルな製品統合が実現します。加えて、IoT開発者には、プロトタイピングから出荷まで一連のシームレスな開発環境が提供され、GitHubベースの完全な開発ワークフローを自動化できます。
      
Microsoft社でコーポレートバイスプレジデントを務めるAmanda Silver氏は、次のように述べています。
「IARシステムズはマイクロソフトにとっての重要なパートナとして、組込みアプリケーション向けAzure RTOS ThreadXに関して協業してきました。この度、IAR Embedded Workbenchの機能を、Visual Studio Codeを使用する数百万もの開発者が利用できるようになったことを大変喜ばしく思います。この技術を使って開発者が何を構築するのか待ち望まれています」
       
IARシステムズでCTOを務めるAnders Holmbergは、次のように述べています。
「IARシステムズのVisual Studio Code拡張機能が、先進の汎用コード開発環境と組込み開発環境との橋渡しとなることで、相乗効果が生まれるでしょう。その結果、双方のユーザに両分野の最高の開発環境が提供され、幅広い分野のさまざまな活用事例やワークロードに対応した次世代のスマート組込みデバイスを、可能な限り効率的な方法で開発することができます」
      
IARシステムズのVisual Studio Code拡張機能は、IAR Embedded WorkbenchやIAR Build Toolsのすべての最新バージョンと互換性があります。加えて、CMakeのような他のビルドシステムでも使用可能で、GitHubのようにソースコントロールやバージョン管理用の拡張機能としても使用できます。

IARシステムズが開発者のニーズに対応したVisual Studio Code拡張機能を発表
IARシステムズ社CTO Anders Holmberg

またAnders Holmbergは、次のように述べています。
「GitHubおよびMarketplace上の新しいVisual Studio Code拡張機能は、今後、弊社がお客様との関りを深め、顧客開拓の可能性を切り開く上で差別化を図れると共に、弊社と開発者が知識と実践を共有することで、高品質なコードを生み出す上で弊社自身の専門性を高めることができるでしょう」

IARシステムズが開発者のニーズに対応したVisual Studio Code拡張機能を発表

詳細 www.iar.com/jp/vscode
     
IARシステムズ
www.iar.com/jp