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STマイクロエレクトロニクス、次世代のパーソナル電子機器向けに超低消費電力CMOSイメージ・センサを発表
2026.5.1 6:56 pm

ウェアラブル機器、AR / VR、スマート・デバイス向けに、小型かつ超低消費電力でマイコンとの適合性を持つVD55G4およびVD65G4により、ST BrightSenseのラインナップを拡充
-2026.5.1発表-
STマイクロエレクトロニクスは、バッテリ動作や環境発電(エナジー・ハーベスト)により動作する小型機器向けに、高品質で常時駆動の画像システムを実現する、グローバル・シャッターを搭載した超低消費電力の次世代CMOSイメージ・センサを発表しました。
ST BrightSenseファミリに追加された「VD55G4」(IR・モノクロ)および「VD65G4」(RGB・カラー)は、主要顧客向けに先行して提供されており、次世代のスマートな超低消費電力画像システムの開発に貢献します。
次世代のパーソナル電子機器およびスマート機器向けに設計されたこれらの新しいセンサは、ウェアラブル機器やAR / VRおよびXRヘッドセット、スマート家電、医療機器などのアプリケーションに適しています。
両製品は、消費電力やサイズ、コストに厳しい制約がある機器において、豊富な視覚情報のコンテキストとAI処理が可能なデータを提供できるよう設計されています。検知時に起動する超低消費電力アーキテクチャと、超小型グローバル・シャッターの光学フォーマットを組み合わせ、低消費電力マイクロコントローラ(マイコン)や低コストのシステム・オン・チップ(SoC)向けに最適化されたインタフェースを備えています。
STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 イメージング・サブグループ・ジェネラル・マネージャーであるAlexandre Balmefrezolは、次のようにコメントしています。
「常時オンのビジョン機能は、スマート・グラスやAR / VRヘッドセットからスマート家電や医療機器に至るまで、次世代のパーソナル電子機器にとって不可欠な要素となりつつあります。STはVD55G4とVD65G4を通じて、この機能を、小型バッテリで長時間の動作が求められる小型・軽量製品にも提供します。これらの新しいセンサにより、顧客は、直感的で応答性に優れた体験を生み出すことができるとともに、バッテリ寿命の延長や、日常生活で使用する機器へのビジョンおよびエッジAI機能の組み込みが可能になります。」
ウェアラブル機器やAR / VRからスマート家電まで
VD55G4およびVD65G4は、小型・軽量かつ厳しい電力効率が求められる機器に、常時オンのビジョン機能を提供します。ST BrightSenseファミリに追加された両製品には、カラー・オプションや対話型ユースケースでの高速応答、そして低消費電力マイコンと容易に接続できるコネクティビティが追加されています。これにより、スペースとコストが制約された設計においても、簡単にビジョン機能を追加できます。
ウェアラブル機器においては、視線検出や存在検出、コンテキストに応じたアラートなど、常時周囲を認識する機能を実現しながら、超小型設計に対応し、マイコン・ベースのプラットフォームで直接動作します。
AR / VRなどのヘッドセットでは、低消費電力と高品質な画像取得を組み合わせることで、正確なトラッキングと空間認識を可能にし、快適性を損なうことなくバッテリ寿命の延長に貢献します。
スマート家電やIoT機器、医療機器においては、より多くの処理をデバイス上で実行できるため、クラウドへの依存と待機電力を低減できます。小型で電力効率に優れた両製品は、太陽光発電やエナジー・ハーベストで動作する画像システムにも最適です。
消費電力を10分の1まで削減した超低消費電力設計
最適化されたセンサのアーキテクチャと専用モードにより、VD55G4およびVD65G4は、従来のグローバル・シャッター搭載センサと比べて最大で10分の1まで消費電力を抑えることができます。両製品は、周囲の変化をモニタリングし、必要な時にのみメイン・プロセッサを起動することで、常時ストリーミングする方式からイベント駆動型の動作へ移行することができます。これにより、終日利用可能な機能とバッテリ寿命の延長、小型バッテリやエナジー・ハーベストで動作する実用的な画像システムの実現が可能になります。
超小型かつ画像処理機能を内蔵する両製品は、設計を簡略化しシステム・コストを削減するとともに、さまざまなエッジ・デバイスにおいて応答性に優れたAI対応ビジョン機能を提供します。
充実する設計エコシステム
VD55G4(IR・モノクロ)およびVD65G4(RGB・カラー)イメージ・センサはSTのクロル工場で製造されており、300mmウェハを用いた65nmと40nmの3次元積層アーキテクチャと自社プロセスを採用しています。
また、STは以下のような各種ツールとリソースを含む統合的な開発環境をエコシステムとして提供しています。
・STM32やRaspberry Piなどのプラットフォーム向け開発ボード
・ターンキーのカメラ・モジュール
・評価用ソフトウェア、プラットフォーム用ドライバ
・組み込みビジョン機器の開発を迅速化するソフトウェア開発キット
今後リリース予定のこれらのリソースにより、システム設計者は、常時駆動可能な画像システム・ソリューションの迅速な開発および導入が可能になります。
STマイクロエレクトロニクス
http://www.st.com
























