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Secure ThingzとSystem Generalが大規模なセキュアプログラミングおよびプロビジョニングの提供に向けてパートナーシップを締結

2022.1.31  2:37 pm

パートナーシップを通じて、セキュアプログラミングを共有し確実に組み込むことにより、各国企業向けサプライチェーンの安全性を強化

IARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン、ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区)のグループ企業であり、セキュアなIoTのための最先端の開発およびプロビジョニングプラットフォームを提供するSecure Thingz(本社:イギリス、ケンブリッジ)は、デバイスプログラミング装置の世界的リーダーであるSystem General (Acroview Group)とのパートナーシップ締結を発表しました。
     
OECD(経済協力開発機構)の報告によると、偽造品の取引は世界貿易の3.3% を占め、その末端価格は年間5000億ドルを超えることが予想されています。このことから、サプライチェーン管理の安全性をさらに高めていくことが極めて重要となってきます。エレクトロニクス分野では、ソースコードの暗号化を制御することで、IP盗難、クローニング、マルウェア注入を防止することが必須となってきます。Secure ThingzとSystem Generalのパートナーシップでは、セキュアなプログラミングとプロビジョニングをプログラミングセンタに強固に組み込むことで、この課題をグローバルに解決することに主眼を置いています。
     
Secure ThingzのSecure Deploy™技術をSystem Generalのマシンに組込むことにより、Secure Thingzエコシステムのパートナーはセキュアなサプライチェーンを実現することができます。すなわち、生産管理システムから世界のあらゆる場所でプログラミングされているデバイスを網羅した仮想専用網 (VPN: Virtual Private Network)を作り出すことにより、ソフトウェアの改ざん防止、セキュアなソースコード注入、IDのプロビジョニングを実現しながら、過剰生産やクローニングを阻止することが可能となります。
     
System Generalでジェネラルマネージャを務めるRickey Chien氏は、次のように述べています。
「Secure Thingzとパートナーシップを結ぶことで、Secure Thingzの最先端のセキュリティ技術が私たちのデバイスプログラミング装置に導入されることを大変喜ばしく思います。私たちのお客様はグローバルなサプライチェーンを生成するにあたり、日々セキュリティの向上を求めています」
     
Secure Thingzの創業者でCEOを務めるHaydn Poveyは、次のように述べています。
「貴重な知的財産を保護し、偽造や生産過剰を防止するためにサプライチェーンを強化し、なおかつマルウェア注入を阻止することは、今日のサプライチェーン構築において非常に重要です。私たちのSecure DeployプラットフォームをSystem Generalのマシンに統合することで、スタート段階からセキュリティを提供する上で、さらに一歩前進することができました」
     
詳細
www.securethingz.com/programmingpartners
     
IARシステムズ
www.iar.com/jp