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OMNIVISIONが世界最小の初の200MP解像度イメージ・センサ発表

2022.1.25  6:21 pm

CES2022で発表。ピクセル・サイズが0.61μm、解像度が200MPで16セル・カラーフィルタ・アレイを採用したイメージ・センサOVB0B、プレビューと動画の画質を大幅に向上しスマートフォン・カメラの技術革新を実現

OMNIVISIONはCES 2022において、スマートフォン・カメラ向けにピクセル・サイズがわずか0.61μmの世界最小200MPイメージ・センサOVB0Bを発表しました。OVB0Bの卓越した16セル・ビニング機能は、特に低照度時に12.5MPモードで高画質の動画とプレビューを実現します。OVB0Bは200MP製品として初めて、100%のクワッド位相検出(QPD)技術により優れた高速オートフォーカス性能を可能にします。
      
OMNIVISIONのスタッフ・マーケティング・マネージャのArun Jayaseelanは、次のように述べています。
「消費者は高解像度のキャプチャ、高画質のプレビューと動画を求めています。イメージ・センサ技術のリーダーとして、OMNIVISIONは独自のPureCel(R)Plus-Sスタック・ダイ技術を使用し、携帯電話のメイン・カメラの性能を新たな次元へと大幅に向上しました。新製品のOVB0Bにより、私たちはハイエンド・スマートフォン向けに小型パッケージで業界最高の解像度とクラス最高の低照度時性能を提供します」。
     
OVB0Bは4K2K動画向けで業界初の感度16倍の16セル・ビニング機能を搭載しています。OVB0Bは近傍ピクセルの4x4ビニングを使用し、低照度環境でも2.44μm相当のピクセル・サイズで12.5MPの性能を実現します。オンチップ・リモザイク機能は24フレーム/秒(fps)で50MP、30fpsで8Kの動画において1.22μm相当の性能を実現します。また、OVB0Bは3回露出のスタッガードHDR動作にて30fpsで12.5MPの出力も可能です。
     
Strategy Analyticsのシニア・アナリストのJeffrey Mathews氏は、次のように語っています。
「スマートフォン・カメラ向けの200MPイメージ・センサ製品は画像の極めて細部までのキャプチャを可能にし、高解像度イメージ・センサを搭載した高性能カメラにより積極的に自社デバイスの差異化を図っているスマートフォン・ベンダのニーズに対応します。私たちは2022年にスマートフォン・ベンダに出荷される解像度100MP+のイメージ・センサが4000万個を超えると予測しています」。
     
OVB0BはCPHY、DPHY、デュアルDOVDD(1.8Vおよび1.2V)に対応します。OVB0Bはサンプル出荷をすでに開始しています。詳細については、OMNIVISIONの営業拠点https://www.ovt.com/contact-sales/ にお問い合わせください。