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キーサイトがe-モビリティ充電用テストケースのポートフォリオを強化する新たなScienlabソフトウェア発表

2022.4.7  3:31 pm

新しいSL1302Aソフトウェアが充電規格GB/T 34657.1に基づく相互接続性試験を可能に

イノベーションを加速し、あらゆるものが安全につながる世界を実現する高度な設計と検証ソリューションを提供する、キーサイト・テクノロジーズ・インク(米国カリフォルニア州サンタローザ、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社)は、新しいソフトウェア「Scienlab SL1302A」を発表しました。これにより、中国をはじめとする自動車OEMが、GB/T 34657.1規格に基づく電気自動車用充電機器(EVSE)の相互接続性試験を実行できるようになります。
        
キーサイトのSL1302Aソフトウェアは、電気自動車(EV)やEVSEのACおよびDC充電インタフェースの総合的なテストを提供する、当社の充電テストソリューションScienlab Charging Discovery System(CDS)をサポートしています。CDSはモジュール様式になっているため、顧客のニーズに合わせてソリューションを構成でき、複数のEV/EVSEテスト機器を購入せずに、市場投入までの時間とコストを削減できます。
        
キーサイトは、充電のコンフォーマンスと相互接続性の規格を満たす包括的なテスト・ケース・ライブラリを提供しています。各ライブラリは、公式仕様に基づいて開発され、充電テストのハードウェア構成とソフトウェア・リリース・バージョンで検証されています。この新しいSL1302Aテストケースのソフトウェアを使用すると、GB/T 34657.1規格に基づく相互接続性試験を実施できます。
        
キーサイトのScienlab SL1302Aは、GB/T充電規格のEVSE相互接続性試験のギャップを埋め、以下の主要な利点を提供します。

  • 充電規格GB/TのEVSE相互接続性試験を自動化。
  • 相互接続性試験とコンフォーマンス試験を包括的にカバー。
  • 正常なケースとエラーケースをカバーするテストケースと実装の自動化テスト。

キーサイトのAutomotive & Energy Solutions事業部のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるThomas Goetzlは、次のように述べています。
「GB/T EVSE相互接続試験に焦点を当てた最新のソフトウェアリリースに加え、ドイツのドルトムントに拠点を置くVerisco GmbH(Verisco社)のポートフォリオが加わり、当社のEV充電ソリューションを大幅に拡大し提供できるようになります。Verisco 社は、ISOやIECの国際標準化コミュニティに貢献し、国際ISO 15118試験シンポジウムやCharIN Testivalsなどのオープン・テスト・プラットフォームをサポートしてきました。今後も、Verisco チームがキーサイトにもたらした独自のアプリケーション知識に基づいて、充電規格の国際標準化や相互接続性の取り組みを推進していきます。」
      
キーサイト・テクノロジー
www.keysight.co.jp