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オンセミが業界最小クラスの電力効率を有するセキュアなBluetooth® Low Energyマイクロコントローラ発表

2021.11.30  12:40 pm

オンセミが業界最小クラスの電力効率を有するセキュアなBluetooth® Low Energyマイクロコントローラ発表

オンセミのBluetooth LE対応ソリューションのポートフォリオを拡大する新製品「RSL15」は、革新的なスマートセンシング機能を備え、セキュリティと処理能力を強化

インテリジェントなパワーおよびセンシン グ技術のリーディング・サプライヤであるオンセミ(onsemi、本社 米国アリゾナ州フェニックスは、業界で最も低い消費電力を実現する新製品のセキュアな「RSL15」 ワイヤレスマイクロコントローラ (MCU) を発表しました。「RSL15」は、Bluetooth® Low Energyによるワイヤレス接続機能を備えており、コネクテッド・インダストリアル・アプリケーションで高まっている、消費電力を犠牲にすることなくセキュリティを確保したいという要求に応えます。
     
「RSL15」は、エネルギー効率を検証する Embedded Microprocessor Benchmark Consortium (EEMBC) の認証を受けています。EEMBCのULPMark™-CoreMarkベンチマークプログラムは、組み込みシステムで使用されるマイクロコントローラの動作時のエネルギー効率を測定するものです。RSL15は「パフォーマンス」スコア60.5を獲得し、クラスをリードしています。また、マイコンのディープスリープ効率を計算する ULPMark- CoreProfile ベンチマークでも、オンセミは 従来製品の「RSL10 」と 新製品「RSL15 」でそれぞれトップ 2 を維持しています。
    
Moor Insights & Strategy社のCEO兼創設者でチーフアナリストのPatrick Moorhead氏は、次のように述べています。
「コンタクト先を追跡するビーコンから追跡可能な資産タグまで、小型電池で動作するコネクテッドデバイスは、世界中に何百万台もあります。EEMBC ULPMark™ CoreMark プログラムにおいて、Bluetooth 5.2 のエネルギー効率の新記録を樹立した RSL15 は、これらのアプリケーションをはじめとする多くのアプリケーションが、これまで考えられなかったほどのバッテリー寿命を実現するのに役立ちます」
    
「RSL15」は、最先端の低消費電力性能を維持しつつ、Arm®TrustZone®テクノロジによりデバイスの信頼性を確立し、Arm CryptoCell™-312テクノロジによりコードやデータの真正性、完全性、機密性を保護するように設計されています。このPSAレベル1認証を受けた設計により、Bluetoothプロトコルの一部としてすでに提供されているセキュリティ対策を強化し、アプリケーションとソフトウェアの両方のレベルで保証を提供します。
     
オンセミのインダストリアルソリューション担当バイスプレジデントを務めるミシェル・ドゥ・メイ(Michel De Mey)は、次のように述べています。
「機器メーカーが産業用IoTアプリケーション向けのワイヤレスマイコンを選択する際に、サイバー脅威からの保護機能は不可欠な差別化要素です。RSL15は、システムレベルの高度なセキュリティ機能とクラス最高のエネルギー効率を備えており、機器メーカーや消費者が信頼できる包括的なワイヤレスソリューションを提供します」
     
「RSL15」は、Bluetooth 5.2仕様で提供される多くの新機能をサポートしています。これには、通信距離の延長、データ通信量の増加、到着角(AoA)と出発角(AoD)による位置特定などが含まれます。
また、オンセミは、Arm Cortex®-M33プロセッサをディープスリープモードに保ちながら、センサインタフェースを監視できる革新的なスマートセンシング機能を開発しました。
「RSL15」は、これらの高度な新機能により、コネクテッド資産追跡(アセットトラッキング)、スマートリテール、IoTエッジノードを含む様々な産業オートメーション・アプリケーションにおける「RSL10」製品ファミリーの成功を継承します。

オンセミが業界最小クラスの電力効率を有するセキュアなBluetooth® Low Energyマイクロコントローラ発表

     
オンセミ (onsemi)
www.onsemi.jp