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ユーブロックスが高度なアプリケーション向けの高性能BluetoothモジュールNORA-B1を発表

2020.9.30  12:40 pm

Arm® Cortex® M33デュアルコアMCUをホストし、近距離無線アプリケーションに高度なセキュリティ機能を提供するBluetooth 5.2モジュール

(2020年9月29日、スイス、タルウィル)
スイスのu-blox AGは本日、近距離無線製品ポートフォリオの最新となるNORA-B1 Bluetoothモジュールを発表しました。
最新のNordic Semiconductor nRF5340 Bluetooth Low Energyチップセットを搭載し、強力なArm® Cortex® M33デュアルコアMCUをホストする初のモジュールであるNORA-B1は、産業、医療、スマート・ビルディング、スマート・シティーなどの分野におけるパフォーマンス志向のアプリケーションのニーズを満たすように設計されています。

NORA-B1により、エンジニアは単一のコンポーネントから最大の価値を引き出すことができます。チップセットのデュアルコアMCUを利用するNORA-B1は、パフォーマンス指向のアプリケーションに対応し、外部ホストプロセッサ不要でディスプレイを駆動することもできます。NORA-B1は、ネットワーク接続管理専用の低電力最適化済みのコアとデバイス・アプリケーションのみを実行する2つ目の高性能コアにより、最小限の処理遅延」でスムーズかつ中断のない動作を可能にします。
  
Arm® TrustZone®はセキュリティ強化を提供し、フラッシュ、RAM、周辺機器、およびGPIOをセキュアなものとセキュアでないものに完全に分離することにより、信頼できる実行環境を実現します。また、このモジュールは、ハードウェア・アクセラレーションによる暗号化を提供する最先端のArm CryptoCell-312を搭載し、鍵管理ユニット(KMU)と連携して信頼の基点とセキュアな鍵保管を実現します。
  
「Nordic Semiconductor nRF5340チップセットは、コンピューティング能力だけでなくセキュリティの観点からも要求の厳しい、新しいクラスのアプリケーションにBluetooth接続を提供します」と、ユーブロックスの近距離無線部門シニア・プロダクト・マーケティング・マネージャーのPelle Svenssonは述べています。「このチップセットがもたらす機会を製品開発者の皆様が簡単に活用できるように、NORA-B1を設計しました。」
  
小型でありながら幅広い認定を受け、世界中で認証済みのNORA-B1は、ワイヤレス・アプリケーションにBluetooth 5.2の完全な機能をもたらすと同時に、ZigBeeとThreadもサポートします。既存の技術よりも低消費電力で複数のチャネルを同時にストリーミングできるLE Audioは、Bluetoothの最も一般的な用途の1つであるオーディオ・データ伝送を大きく飛躍させます。
デュアルコアMCU、セキュリティ強化、Bluetooth 5.2を兼ね備えたNORA-B1モジュールは、幅広いワイヤレス・アプリケーションと自然に調和します。これには、産業用機械制御、資産追跡、リモート制御/ゲートウェイ、継続的なモーター制御を必要とするコネクテッド電動工具、セキュリティ要件の厳しい高度な医療用ウェアラブルといったアプリケーションが含まれます。
  
わずか10.4x14.3x1.8mmの新しいNORAフットプリントは、ホスト基板の複雑さを軽減して配線を容易に、結果としてエンドユーザーのコストを削減します。小型PCBアンテナを含む、複数のアンテナ・バリエーションでご提供の予定です。105℃の拡張温度範囲で認定済みのNORA-B1は、産業環境に見られる過酷な環境およびスマート照明やスマート街路灯でも信頼性の高い動作が可能です。
  
「ユーブロックスは当社の最新のnRF5340チップセットをNORA-B1モジュール・シリーズに高品質に統合することに成功しました。デュアルコアMCUを活用してパフォーマンス能力を高め、その資産を活用することでセキュリティを強化しています」と、Nordic Semiconductor社グローバル・ビジネス開発マネージャーのAlf Helge Omre氏は述べています。「ユーブロックスがNordic Semiconductor製品を搭載した幅広いBluetoothポートフォリオを市場に投入できることをうれしく思います。」
  
サンプルは2020年第4四半期に提供開始予定です。