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Microchip社、MACsecセキュリティ、TSN、機能安全を内蔵した次世代100/1000BASE-T1 SPE PHYを発表
2026.5.13 7:15 pm

-2026.5.13発表-
Microchip Technology Incorporated(日本法人:東京都港区)は、SPE (Single Pair Ethernet) PHYトランシーバの新ファミリ、LAN878xおよびLAN888xを発表しました。
SDV(ソフトウェア定義型自動車)や複雑な産業用ネットワークに対応すべく、車載/産業用システムの設計にSPE (Single Pair Ethernet)とオールEthernetアーキテクチャを採用する動きが進んでいる事を背景として、セキュアでスケーラブルなコネクティビティへの需要が一段と高まっています。
今回のファミリは、100BASE-T1、1000BASE-T1、デュアルスピード対応の100/1000BASE-T1のラインナップで提供され、車載用途をはじめとするミッション クリティカルなアプリケーション向けに、セキュアかつ信頼性の高いスケーラブルなEthernet接続を可能にします。
LAN878xおよびLAN888x PHYは、IEEE® 802.1AE 2018に準拠したハードウェア ベースのMACsecセキュリティを内蔵しており、システムレイテンシの増大やソフトウェアの複雑化を招く事なく、フレームレベルの機密性、データ完全性、リプレイ保護を実現します。さらに、TSN (Time Sensitive Networking)をネイティブにサポートしており、ADAS、ゾーンゲートウェイ、セーフティ クリティカルな制御ネットワークに欠かせない決定論的な低レイテンシ通信を可能にします。
LAN878xおよびLAN888xファミリは、セキュリティと性能に加え、ISO 26262 ASIL Bシステムに対応する強化された機能安全も提供しています。高度なオンチップ診断機能とリンク監視機能によって可視性が高まり、フォルト検出が迅速化するだけでなく、従来のSPE PHYソリューションより強力な、システムレベルでの安全機構を実現します。
プラットフォームのスケーラビリティと設計資産の再利用を容易にするため、LAN878xおよびLAN888xファミリは、100BASE T1と1000BASE T1の各製品間でピン互換のSKUを提供しています。また、SGMIIおよびRGMIIホスト インターフェイスについてもピン互換のSKUを提供しています。この互換性により、設計者は既存のハードウェア設計を活かしつつ、進化する性能要件に合わせてネットワーク帯域幅を柔軟に拡張できます。
Microchip社networking and connectivity business unit担当副社長のCharlie Forniは次のように述べています。
「車載ネットワークの進化に伴い、OEMにはEthernet性能をスケールアップしていく明確かつ効率的な道筋が求められています。LAN878xおよびLAN888xファミリを活用すれば、設計チームは既存の設計資産を再利用しながら、より高速なデータレートと、より強固なセキュリティに対応できます。MACsecをPHYに直接統合した事で、設計者はシステムを複雑化させる事なくネットワーク保護を強化できるようになります」
LAN878xファミリにはLAN8781、LAN8781M、LAN8782、LAN8782Mが、LAN888xファミリにはLAN8881、LAN8881M、LAN8882、LAN8882M、LAN8883、LAN8883M、LAN8884、LAN8884Mがそれぞれ含まれます。型番末尾に「M」が付くデバイスはMACsecセキュリティ対応です。全てのデバイスは高信頼性設計で、最大接合部温度は150℃、車載グレード1の動作条件(-40~+125℃)をサポートします。
車載分野にとどまらず、産業用オートメーション、ロボティクス、航空用電子機器等、決定論的なEthernet通信を必要とするシステム等、幅広い産業用およびミッション クリティカルなアプリケーションに対応します。
・開発ツール
LAN878xおよびLAN888x PHYトランシーバは、SGMII、USB、PCIe®の各プラグインボードやLinux®ソフトウェア ドライバを含む、包括的な評価プラットフォームによってサポートされています。
Microchip Technology社
https://www.microchip.com























