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ザイリンクスが完全な量産対応型マルチメディア ストリーミング エンドポイント ソリューションを提供

2021.10.27  1:53 pm

ザイリンクス社は、IPおよびシステム インテグレーター エコシステムと協力し、ブロードキャストおよび業務用オーディオ/ビデオ (AV) アプリケーション向けに業界初の完全な量産対応マルチメディア ストリーミング エンドポイント ソリューションを提供すると発表した。これらのソリューションは高性能なザイリンクス Zynq® UltraScale+™ EV マルチプロセッサ (MP) システム オン チップ (SoC) デバイスと Zynq-7000 SoC デバイスを搭載し、インテグレーター各社の FPGA IP、メディア フレームワーク ソフトウェア、および量産対応製品に貢献する。
この高度に統合されたソリューションはそのまま製品化することもカスタマイズすることも可能なため、ブロードキャストおよび業務用 AV 製品の製品化までの時間を大幅に短縮することができる。
    
マルチメディア ストリーミングに必要とされる柔軟な AV インターフェイス、リアルタイム ビデオ処理、各種の業務用グレード ビデオ コーデックのサポート、AV-over-IP 用の信頼性の高い高帯域幅イーサネット トランスポート層などの機能は、すべてザイリンクスの Zynq デバイスが提供する。AV-over-IP は、ブロードキャスト エンドポイントおよびインフラストラクチャ、KVM (キーボード、ビデオ、マウス) 技術、ストリーミング エンドポイント、AV ルーターおよびスイッチャー、ビデオ ウォール コントローラーおよびコラボレーション機器の中核をなす。

Zynqデバイスを使用した完全なストリーミング ソリューションには次のものがある。

  • Adeas社と Nextera Video社のIPコア - 完成品でありながらフルにカスタマイズ可能なST 2110 AV-over-IPシステムを自社のデザインに統合するベンダー向けに、Adeas社とNextera Video社は、ST 2110、ST 2059、ST 2022-6/8、IPMX、およびNMOS(Networked Media Open Specification、ST 2110デバイスのプラグアンドプレイ、システム レベル制御に使用される)に対応する、完全に統合されたハードウェア/ソフトウェアIPコアセットを提供する。すべてのコアはモジュール式で簡単にカスタマイズでき、解像度やネットワーク通信速度に依存せず優れたリソース効率を実現し、最大で8Kを超える解像度と1G~100Gを超える通信速度をサポートする。
  • Macnica Technology社のME10 SoC - チップレベルまたはシステムオンモジュール(SoM)レベルでAV-over-IP用ソリューションを統合した機器向けに開発されたME10 SoCは、AIMS IPMX規格に対応した業界初のシングル チップ、フルスタック ソリューションである。
    ザイリンクスの技術をベースとするME10 SoCは、4K HDMIビデオ/オーディオ/制御データを1GbEネットワーク上に伝送し、相互運用性と拡張性に優れた、ベンダーに依存しないAV-over-IPソリューションを実現する。ME10 SoC は関連製品のMacnica MPA1000 SoMの中核をなす。いずれの製品にも同じ開発キットを使用できるため、柔軟性が向上し、採用コストが劇的に削減される。
  • Osprey Video社のTalon エンコーダー/デコーダー - Talon製品は既に放送局でスポーツ中継のライブ ストリーミングに採用されている。この製品はHDMI/SDIと信頼性の高いIPトランスポート ストリーミング間で10ビット 4K UHDビデオをリアルタイムのブロードキャスト品質でエンコードする。
    Talon製品は低消費電力のZynq UltraScale+ EV MPSoCにH.264/H.265エンコードおよびデコード機能を実装することでファンレスを実現している。OEMは完全なTalonエンコーダー/デコーダー製品をそのまま採用することも、さまざまなレベルのカスタマイズを施すことも可能である。
  • XVTEC社のXVC-ULTRAエンコーダー - 最大4K UHDのVideo Streaming over IPをリアルタイム、ブロードキャスト品質でH.264/H.265エンコードするXVC-ULTRAエンコーダーは、Zynq UltraScale+ EV MPSoCコーデックの超低レイテンシモードを利用して、エンドツーエンドで40ms未満のレイテンシを実現している。XVC-ULTRAエンコーダーはOEM製品としてそのまま運用可能で、各種のカスタマイズ オプションも利用できる。

Zynq UltraScale+ MPSoCは業界唯一のシングルチップ、ブロードキャストグレードの4K UHD対応コーデックシステムで、エンドツーエンドのレイテンシが極めて短く抑えられている。Zynqファミリは、シングルチップソリューションでは初めてマルチメディアストリーミングの相互運用性に関する最新規格(業務用AVのAIMS IPMXおよびブロードキャストのSMPTE ST 2110)をサポートする。さらに ASICやASSPとは異なり、Zynqデバイスは完全にプログラマブルであり、1Gbps未満から100Gbps以上まで幅広いAVストリーミングアプリケーションをサポートする。
     
ザイリンクスの業務用AV、ブロードキャスト、コンシューマー担当シニア ディレクターであるラメッシュ・アイヤー(Ramesh Iyer)は、次のように述べている。
「ザイリンクスはインテグレーター エコシステムと協力して、適応性の高いマルチメディア パイプラインを入力から出力までサポートする完全なソリューションを市場に提供します。相互運用性に優れたこれらの新しい量産対応ソリューションを採用したお客様は、製品化までの時間を短縮しながら、差別化に対応できる追加機能に集中できます。ブロードキャストおよび業務用 AV については、実装と運用までの時間を短縮することで総費用の削減につながります」
     
ザイリンクスはブロードキャストおよび業務用AV市場向け半導体のリーダーである。20年以上にわたり、ソフトウェアプログラマビリティ、リアルタイムビデオ/オーディオ処理、ハードウェア最適化、「Any-to-Any」メディアコネクティビティを兼ね備えた、柔軟性と差別化に対応できる規格ベースのソリューションを提供してきた実績を持つ。
     
ザイリンクスのブロードキャストおよび業務用A/V ポートフォリオ詳細
https://japan.xilinx.com/applications/broadcast.html