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横田英史の読書コーナー

敗者のゲーム〈原著第6版〉

チャールズ・エリス、鹿毛雄二・訳、日本経済新聞出版社

2015.4.30  9:39 am

 金融や投資についての専門知識や情報を集める時間がない一般投資家が成功する方法は、インデックス・ファンドに投資することだと説いた運用指南書の最新版。全米では累計100万部を超えるロングセラーという。運用のプロでさえ市場の成長を上回る成績をコンスタントにあげることは至難の技である。しかし市場を忠実に反映するインデックス・ファンドなら、大勝ちすることはないが負けることも少ない。長期的にはほとんどのアクティブ・ファンドを上回る成績を収めていると、投資コンサルタントの著者は強調する。長期にわたる投資を考えると、複利効果が有効に働いて財産を積み増すことができる。
 この書評でバートン・マルキール著「ウォール街のランダム・ウォーカー」を取り上げたことがあるが、インデックス投資のアクティブ投資に対する優位性を唱えるところは同じである。

書籍情報

敗者のゲーム〈原著第6版〉

チャールズ・エリス、鹿毛雄二・訳、日本経済新聞出版社、p.264、¥1836

横田 英史 (yokota@et-lab.biz)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所 グリーンテックラボ 主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。

*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。