Q&A形式でスッキリわかる 完全理解 自動運転

林 哲史、日経BP社

 自動運転の今と未来について解説した啓蒙書。Q&A形式で筆者が自動運転の数々のトピックスについて解説した前半と、専門家へのインタビューで構成した後半から成る。明快な書き口なのですいすい読める。類書が多いテーマだが、復習するには丁度よい内容と分量である。ちなみに筆者は評者が10月まで所属していた部署の同僚。バイアスが少々かかっている可能性があることをご承知おき頂きたい。

 

 前半は、全部で11個の質問に対してそれぞれ10ページ程度の紙面を割いて答える形式をとる。質問は、「自動運転車を開発する目的は何か」「自動運転車で交通事故はなくなるか」「不具合で暴走する危険はないか」「自動運転に定義はあるか」「ADASと自動運転の違いは何か」「なぜ自動運転に人工知能を使うのか」「自動運転でなくなる仕事はあるか」などである。

 

 後半の専門家へのインタビューは興味深い。具体的には、クルマの電子制御の専門家、クルマの安全性技術の専門家、カーナビの専門家、自動車産業の専門家、クラウド地図の専門家、交通事故解析の専門家、モビリティビジネスの専門家などが登場する。

書籍情報

Q&A形式でスッキリわかる 完全理解 自動運転

林 哲史、日経BP社、p.296、¥1620

横田 英史 (yokota@nikkeibp.co.jp)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。
日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現IT Pro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。
2003年3月発行人を兼務。2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。
その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月から日経BPコンサルティング取締役、2016年3月から日経BPソリューションズ代表取締役社長を兼務。2018年3月退任。2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所グリーンテックラボ主席研究員、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組み込み制御、知的財産権、環境 問題など。
*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。

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