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ArchiTekがCES2023出展、独自開発の小型・低消費電力なエッジAIチップ「AiOnIc®」のファンレス動作デモで組込み用途でのプラットフォーム化を提案

2023.1.17  7:11 pm

ArchiTekがCES2023出展、独自開発の小型・低消費電力なエッジAIチップ「AiOnIc®」のファンレス動作デモで組込み用途でのプラットフォーム化を提案

ArchiTekは「CES2023」に出展し、独自アーキテクチャaIPE※1を搭載している画像処理や信号処理およびAIの推論をスマートに実行するエッジAIプロセッサ「AiOnIc®※2」を実装したファンレスのカメラモジュールによるアプリケーションのデモ、そのプラットフォーム化の提案を行なった。
        
会場では試作LSI「beppu」を搭載した「AiOnIc®」カメラモジュールで、任意の人物の顔登録および顔認証をクラウド使用せずにエッジ処理で完結するデモ、人物を検知して往来や出入りの人数をエッジでカウントするデモ等を実施。ファンレス動作を実現する「AiOnIc®」こそが信頼性の高い真の組込み用途のプラットフォームになり得ることに大きな反響を得た。

ArchiTekがCES2023出展、独自開発の小型・低消費電力なエッジAIチップ「AiOnIc®」のファンレス動作デモで組込み用途でのプラットフォーム化を提案

CES2023 トレンドワード「ヘルステック」
毎年Media Day初日に発表されるトレンドは、今年は「Enterprise Tech」「Metaverse/Web 3.0」「Transportation/Mobility」「Health Tech」「Sustainability」「Gaming and Services」の6つのトレンドが発表された。
      
同社は姿勢推定のAIアルゴリズムを活かした「ヘルステック」の分野にも力を入れており、転倒検知や入退室など行動見守りの実証実験も行っている。AIの活用により、介護業務の省力化につながるソリューション提案も想定している。

ArchiTekがCES2023出展、独自開発の小型・低消費電力なエッジAIチップ「AiOnIc®」のファンレス動作デモで組込み用途でのプラットフォーム化を提案

※1 aIPE
ArchiTek Intelligence® Pixel Engineの略称。様々な⽤途に応えられる柔軟性・⼩型・低消費電⼒を実現するアーキテクチャ(プロセッサの基本構造)
※2 AiOnIc®
aIPEを搭載したLSIやIP(Intellectual Property)で、AIをスマートに実行するソリューション
          
今後の展望 - 取締役CMO 黒田剛毅によるコメント
・2年連続のCES出展について
今年は2倍以上の方が来場され、会場にとても活気がありました。当社ブースにも多くのお客様にお越しいただきありがとうございました。
・ArciTekのマーケティング戦略について
当社LSIの低消費電力、コンパクトさ、ファンレスで動くといった魅力を実感していただき、プラットフォームとして様々な用途で、多くの皆様に使っていただきたいと考えています。
・ArchiTekが目指す世界について
カメラ以外にも様々なセンサーのデータをコンパクトに処理が行なえるため、ヒトの五感を拡張することで社会問題を解決し、安心安全な社会を実現します。

ArchiTekについて
ArchiTek株式会社 (ArchiTek Corporation) は、シンプルで美しいアーキテクチャやアルゴリズムを得意とする、研究開発型ベンチャーです。日本政府が推進するJ-Startup企業に認定されています。スマートシティ、スマートケア、スマートリテールなどの分野にて、DX (Digital Transformation) の核となるエッジAIプロセッサを開発しています。
https://architek.ai/ja/business-home-jp/