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Microchipが低消費電力耐放射線 PolarFire® FPGAのエンジニアリング シリコン提供

2020.12.3  3:19 pm

Microchipが低消費電力耐放射線 PolarFire FPGAのエンジニアリング シリコン提供

ML Class V宇宙用部品認定取得の予定も発表

Microchip Technology Inc.(東京都港区)は本日、低消費電力耐放射線(RT) PolarFire FPGAのエンジニアリング シリコン出荷を開始、また宇宙用部品信頼性規格の認定を取得中であることを発表しました。これにより、低消費電力で耐放射線性能を備えた高帯域幅軌道上処理システム向けに、宇宙用部品認定済みRT PolarFire FPGAを使ったハードウェアと同じ電気的/機械的性能を持った試作が可能です。
  
「Microchip社はRT PolarFire FPGAのエンジニアリング シリコンの提供を開始すると共に、ML Class V規格に基づく宇宙用部品認定取得プロセスを開始しており、これは大きなマイルストーンです」とMicrochip社FPGA部門副社長のBruce Weyerは述べています。「多くのお客様が既に民生版PolarFire MPF500T FPGAを使って衛星システム ペイロード開発を始めています。今後は、最終的に宇宙用部品認定を取得するRT PolarFire FPGAと同じ形状、機能のシリコンを使って試作できます。」
  
RT PolarFire RTPF500T FPGAはMil Std 883 Class B、QML Class Q、QML Class V(宇宙用モノリシック集積回路に対する最も厳しい認定およびスクリーニング規格)の認定を取得中です。
ロケットの打ち上げに耐え宇宙での厳しい性能要求を満たすように設計されたRT PolarFire FPGAは、高解像度の受動/能動画像処理、高精度遠隔科学計測、マルチスペクトルおよびハイパー スペクトル画像処理、ニューラル ネットワークを使った物体検出/認識等のアプリケーションに理想的です。
このようなアプリケーションでは高性能、高集積度だけでなく低発熱量、低消費電力、低コストが求められています。
  
RT PolarFire FPGAについて
衛星ペイロードが生データではなく処理済みのデータを送信する事で限られたダウンリンク帯域幅を効率的に使えるように、Microchip社のRT PolarFire FPGAは高い演算処理能力を備えています。RT PolarFire FPGAは性能、ロジック集積度、SerDes (Serializer/Deserializer)帯域幅の点で他の宇宙用部品認定済みFPGAより優れています。
また、従来のFPGAよりも複雑なシステムを実現でき、ほとんどの地球軌道衛星と多くの深宇宙ミッションで一般的な100 kradを超えるTID(電離放射線総量)の曝露に耐えられます。電力効率が高いアーキテクチャを採用する事でSRAM FPGAより最大50%消費電力が小さく、また放射線によるコンフィグレーション破壊を起こさないSONOSコンフィグレーション スイッチを利用しています。
  
在庫/供給状況
RT PolarFire RTPF500T FPGAのエンジニアリング シリコンはランドグリッド、はんだボール、はんだカラム仕上げを選択できる気密封止セラミック パッケージで提供いたします。開発ボード、Microchip社Libero® ソフトウェア ツールスイート、放射線データも提供します。

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