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Microchipがモータ制御と衛星搭載機器で必須部品の位置検出回路を1チップに統合したモータコントローラ発表

2020.10.27  5:08 pm

Microchipがモータ制御と衛星搭載機器で必須部品の位置検出回路を1チップに統合したモータコントローラ発表

人工衛星等の宇宙システムにおけるSWaP(サイズ、重量、消費電力)への要求は厳しさを増しています。Microchip Technology Inc.(日本法人: 東京都港区)は本日、よく使われる20超の機能を1チップに集積したSSM (Space System Manager) LX7720耐放射線強化ミクストシグナル モータ コントローラを発表しました。
  
LX7720はRHBD(設計段階からの耐放射線強化)を採用した高集積モータ制御ICであり、従来のディスクリート ソリューションより重量と基板面積を減らすことができます。本製品を採用する事で部品点数が減るため、検査/テストの工数を減らせます。また、接続部とはんだ接点数が減るため、接触不良を起こす可能性も減らせます。
  
LX7720はモータ制御の基本機能、ロボット工学に必要な位置検出回路、多軸指示機構、光学素子の精密モーション制御機能を統合し、重量と基板面積に対する制約が厳しい人工衛星の設計に独自のソリューションを提供します。また、4つのハーフブリッジNチャンネルMOSFETドライバ、4つのフローティング差動電流センサ、パルス変調レゾルバ トランスドライバ、3つの差動レゾルバ検出入力、6つの2値論理入力、外付けFET用のパワードライバ、電圧/電流制御用ループ制御回路、位置読み出し機能(例: レゾルバ、ポテンショメータ、リミットスイッチ)、フォルト検出機能等を1チップに統合しています。
  
「人工衛星における重量と基板面積削減の要求が高まり続ける中、この高信頼性高集積耐放射線強化モータ コントローラで、革新的なソリューションの開発に向けた弊社の取り組みを強化できる事を喜ばしく思います」とMicrochip社のミクストシグナルおよびリニア部門副社長のBryan J. Liddiardは述べています。「先進の人工衛星を製造するお客様向けに弊社が提供するトータルシステム ソリューションの一環として、LX7720は宇宙製品ポートフォリオを拡充します。」
  
LX7720は、アプリケーションで使われるデジタルICのミクストシグナル コンパニオンICです。Microchip社のRT(耐放射線) PolarFire(R)およびRTG4TM FPGAと、最近発表したSAMRH71耐放射線強化マイクロコントローラは理想的なコンパニオン チップです。LX7720はMIL-PRF-38535 Class VおよびClass Q認定済みであり、宇宙ロボット工学および有人宇宙プログラムにおける各種モータ制御アプリケーションに採用済みです。LX7720はモータドライバ サーボ制御、リニア アクチュエータ サーボ制御、ステッピング モータ、BLDCモータ、PMSMを駆動する宇宙船アプリケーションに理想的なソリューションです。LX7720は100 kradのTID(電離放射線総量)と50 kradのELDRS(拡張低線量率感度)の曝露に対する耐放射線性能を備え、SEUの影響を受けません。

  
  
・開発ツール
Microchip社はハードウェアおよびソフトウェア サポートを提供しています。ハードウェアとしてはMicrochip社のSAMRH71F20-EK評価用キットに接続するLX7720-DB(ドータボード)を提供します。このドータボードはMicrochip社のRTG4 FPGA開発キットとも接続できます。
これらの開発プラットフォームと一緒に、特定アプリケーション向けにLX7720-DBを評価できるモータ制御ソフトウェアも提供します。
  
・在庫/供給状況
LX7720は、本日より132ピン気密セラミック クワッド フラットパックのMIL-PRF-38535 Class QおよびClass V認定品と208ピンプラスチック パッケージのSub-QMLスクリーニング済み品で提供いたします。サンプルとLX7720-DB開発ボードも提供を開始します。

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