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STマイクロエレクトロニクスが低コスト機器のGUI設計を簡略化する最新のTouchGFXと新しいSTM32 Nucleo機能拡張ボードを発表

2020.10.19  3:44 pm

STマイクロエレクトロニクスが低コスト機器のGUI設計を簡略化する最新のTouchGFXと新しいSTM32 Nucleo機能拡張ボードを発表

STマイクロエレクトロニクスは、低コストの32bitマイクロコントローラ(マイコン)STM32G0シリーズを活用して「モノのHMI(Human-Machine Interface)」の開発を加速させるSTM32 X-Nucleo機能拡張ボード「X-NUCLEO-GFX01M1」を発表しました。
この機能拡張ボードは、組込みGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)開発ソフトウェア「TouchGFX」の最新バージョン4.15.0に対応しています。
最新バージョンのTouchGFXには、メモリマップド方式ではない低コストの外付けSPI Flashメモリのサポートなど、新しい機能が追加されています。
  
STM32G0マイコンとTouchGFXを使用することにより、わずか5ドル程度の部材コストでさまざまな機器に小型グラフィック・ディスプレイを実装することができます。これにより、タイマやコントローラ、生活家電などのシンプルな機器にスマートフォンのようなGUIの実装が可能になります。
  
X-NUCLEO-GFX01M1は、シンプルな「hello world」サンプルを含む新しいX-cube-displayパッケージに対応しています。X-NUCLEO-GFX01M1には2.2インチQVGA(320x240)SPIディスプレイ、SPI NOR Flashメモリ(64MB)、およびジョイスティックが含まれており、NUCLEO-G071RBをはじめとするさまざまなSTM32 Nucleoボードですぐに使用できます。Arm® Cortex®-M0+を搭載したメインストリーム・マイコンのSTM32G071RBには、Flashメモリ(最大128KB)、SRAM(36KB)、拡張通信インタフェース、アナログ・ペリフェラル、高速I/O、ハードウェア・セキュリティID、USB Type-C® Power Deliveryコントローラが搭載されています。
  
最新のTouchGFXは、TouchGFX Engineのパーシャル・フレーム・バッファをベースにしており、GUIのRAM使用容量を最大90%削減し、わずか16〜20KBのマイコン内蔵RAMでシンプルなユーザ・インタフェースを実現できます。新しいレンダリング・アルゴリズムにより、画面を部分的に最適な順番で更新することで、更新回数が増加し、ティアリング・エフェクトによる画像の乱れを防止するため、GUI性能が向上します。また、メモリ・マップド方式ではないSPI仕様のFlashメモリに対応しているため、低コストの外部メモリを使用して、画像やフォントといったメモリ使用量の多いグラフィックによる複雑なGUIも作成可能です。
  
また、プログラミング・ツールの「TouchGFX Designer」にはSTM32G071 Nucleoボードおよびディスプレイ・キット用の最適化されたアプリケーション・テンプレートが用意されており、UIの試作開発を簡略化します。必要に応じてRTOSを組み込むことも、TouchGFX Generatorを使用して他のハードウェアに移植することも可能です。
  
X-cube-displayパッケージ、TouchGFX バージョン4.15.0、NUCLEO-G071RBで動作するサンプル・コードのほか、すべての製品は現在入手可能です。
X-NUCLEO-GFX01M1とSTM32G0マイコンは現在量産中で、STの販売代理店から入手できます。
  
また、新しく追加されたグラフ・ウィジェットにより、ライン、バー、エリア・プロット、ヒストグラムなどを組み合わせて連続したデータを簡単に表示することができます。このウィジェットは、すべてのSTM32マイコンでスムーズに動作し、TouchGFX Designerを使用することで色やレイアウトもカスタマイズ可能です。
  
さらに、TouchGFX バージョン4.15.0はSTM32H725マイコンにも完全に対応しているため、Arm Cortex-M7搭載マイコンでマイクロプロセッサに匹敵するグラフィックを実現できます。STのChrom-ART アクセラレータ™による高速グラフィック性能、外部FlashメモリおよびRAMとの高速通信用Octal-SPIインタフェース、XGA TFT-LCDコントローラなどを搭載し、最大550MHzで動作するSTM32H725は、STM32ファミリにおけるグラフィックス関連の新たなフラッグシップ製品です。TouchGFX Designerには、ソースコードのサンプルが含まれています。
  
詳細およびTouchGFXの無償ダウンロードについては、ウェブサイトをご覧ください。
https://www.st.com/ja/embedded-software/x-cube-touchgfx.html?icmp=tt18080_gl_pron_oct2020

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