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アナログ・デバイセズがサクラテック社と共同開発した79GHz MIMO レーダーセンサーモジュール「miRadar 12e」がROSに対応

2022.6.13  5:03 pm

アナログ・デバイセズがサクラテック社と共同開発した79GHz MIMO レーダーセンサーモジュール「miRadar 12e」がROSに対応

miRadar 12eをROS/ROS2上で動作させるROS DriverをGitHub上に公開

アナログ・デバイセズ株式会社(本社:東京都港区)は、アライアンスパートナーのサクラテック株式会社(本社:神奈川県横浜市)と共同開発した、79GHz MIMOミリ波レーダーセンサー「miRadar12e」を発表しました。また、ロボット遠隔制御システムの開発・販売とロボットシステム受託開発を行う株式会社キビテク(本社:東京都品川区、代表取締役:林 摩梨花、吉海 智晃、以下:キビテク)と共同で、ミリ波レーダー用ROS Driverを開発し、「miRadar12e」がROS/ROS2を使用したシステムで動作することが可能になりました。開発成果物はROS/ROS2に対応し、GitHub上に公開しています。
       
79GHz MIMO レーダーセンサーは、自動車などの距離センサーとして広く使用されている技術で、天候や視界が悪い環境に置いても、広範囲で距離と速度計測を実現する技術です。サクラテックのmiRadar 12eは、技適を取得した92×55×9 mmの小型モジュールで、0.1m以下の高い距離分解能精度を持つレーダーモジュールです。
        
今回、自律移動ロボットや自動運転技術の研究、商業用途で広く使用されていROS/ROS2のドライバーを公開することで、既存のロボットシステムへのレーダーセンサー実装やその評価での使用拡大が期待されます。また、ROSのプラットフォームを活用することで、レーダーの出力データを容易に可視化でき、フレキシブルな評価ツールとしても活用できます。
        
サクラテック株式会社代表取締役の酒井 文則氏は、次のように述べています。
「miRadar 12eは、小型ロボットにも実装ができることを目標に、限界まで小型化・薄型化を図り、形状はカードサイズ。重量は55gと軽量化が実現できました。信号処理器も内蔵しているので、ロボットの制御CPUに負担をかけることなくご使用いただけます。また、小型CPUのRaspberry Pi と一体化ができるよう固定する穴の位置を合わせているので、重ねた実装が容易であり、研究試作分野でも活用して頂けることを期待しています」
        
キビテクは、知能ロボットの開発や、ロボット遠隔制御サービスの開発、販売を行うスタートアップ企業で、実際のロボットでの実装に即したドライバーとサンプルコードを開発しました。
         
株式会社キビテク代表取締役でCTOの吉海智晃氏は、次のように述べています。
「知能ロボットの活躍の範囲は屋内のサービスロボットだけでなく、屋外アプリケーションにも広がってきており、天候や視界に左右されにくいロバストな距離・速度センサーは現場で必要とされています。知能ロボットの研究開発の場で世界的に多くのユーザが利用しているROS/ROS2のドライバーを公開することにより、より多くの研究者・開発者の方々のロボットアプリケーション開発が活発化することに貢献できれば幸いです」
        
miRadar 12eの主な機能特長
・MIMOレーダー方式 中心周波数79GHz (ARIB STD-T111技適取得)
・検出範囲  方位±60°、仰角±12°
・インタフェース RS485 (オプションUART)
・入力電圧     DC:+5v~+24V
・速度の測定機能を拡張予定(ROS/ROS2対応)
        
miRadar 12eには、アナログ・デバイセズが開発したミリ波レーダー・トランシーバーが採用され、このトランシーバーが持つ、高速・高精度のFMCWランプ信号発生器が振動センサー性能に大きく貢献しました。
        
アナログ・デバイセズミリ波レーダー・トランシーバー製品の特長
・76~81 GHzミリ波レーダー周波数に対応
・最大5GHzの周波数帯域幅
・3送信、4受信
・フルデジタルPLL 内蔵
・5GHzを10usで掃引可能な高速ランプ信号発生
        
注: ROSはロボットOSの略称
        
アナログ・デバイセズ
https://www.analog.com/jp

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