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STマイクロエレクトロニクスが設計簡略化と性能向上を実現する自律航法に対応した車載用GNSS測位モジュール発表

2021.11.25  3:25 pm

STマイクロエレクトロニクスが設計簡略化と性能向上を実現する自律航法に対応した車載用GNSS測位モジュール発表

STマイクロエレクトロニクスは、最先端のGNSSチップセットおよびモジュールにより、衛星測位アプリケーション市場をサポートするGNSS(1)受信IC「Teseoファミリ」に、最新製品「Teseo-VIC3DA」を追加しました。
    
Teseo-VIC3DAは、高性能の車載用GNSS 受信IC「Teseo III」に、車載用6軸MEMSモーション・センサおよび自律航法ソフトウェアを組み合わせた、利便性の高い車載グレードのナビゲーション・モジュールです。
    
STの自社製造およびソフトウェア開発能力を活用することで、カーナビゲーション・システム、車両管理システム、テレマティクス保険用のモニタリング・システムなど、コスト競争力に優れたアプリケーションを実現します。
    
Teseo-VIC3DAの中核となる車載用GNSS受信IC「Teseo III」は、ハイエンド・システムにおける優れた実績を持ち、精度・効率面で高い評価を得ています。GPS、ガリレオ、グロナス、北斗、準天頂衛星など、複数の衛星システムを同時受信することができるため、堅牢かつ優れた測位性能を提供します。
    
また、Teseo-VIC3DAに搭載されたSTの車載用6軸MEMSモーション・センサは、先進的なカーナビゲーションおよびテレマティクス・システムにおいて、超高精度のモーション・トラッキングを実現します。
    
Teseo III、モーション・センサ、自律航法ソフトウェアを組み合わせたTeseo-VIC3DAは、トンネル内、橋や多階層の高速道路の下、地下駐車場内といった障害物に覆われた環境、および都市部の高層ビル間においても、きわめて正確な測位が可能です。
    
Teseo-VIC3DAは、最低動作電圧が3.3Vのため、システム統合の簡略化に役立ちます。また、わずか17μAのスタンバイ・モード消費電力により、イグニッションオフ時における自動車の待機電流を最小限に抑えることができます。高精度の温度補償型水晶発振器(TCXO)を内蔵しており、標準的な車載アプリケーションにおいて1.5m CEP(2)の優れた測位精度を実現します。
さらに、専用のリアル・タイム・クロック(RTC)発振器も内蔵されているため、きわめて短い初期位置産出時間(TTFF)を実現しています。
    
また、Teseo-VIC3DAの内蔵Flashメモリにはファームウェアがプリロードされており、無償で提供されるソフトウェア・ツール「TESEO-SUITE」を使用して、ファームウェアの更新を行うことができます。最大30Hzの測位レートを提供すると共に、遅延がきわめて少ないため、UARTチャネルのジッタ低減に貢献します。
また、実装されている自律航法のアリゴリズムは、車速信号の有無を検出し、動作モードを自動的に切り替えます。
    
Teseo-VIC3DAは、欧州無線機器指令(RED)、対象となるETSI規格、およびEN安全基準に従い、STによってテスト・認証されているため、必須となる製品レベルの承認を迅速かつ効率的に達成することができます。加えて、USB経由でPCと接続する単体型評価ボード「EVB-VIC3DA」も提供されているため、迅速に開発を開始することができます。
   
Teseo-VIC3DAは現在量産中で、LCCパッケージ(16.0 x 12.2 x 2.42mm、24ピン)で提供されます。参考サンプル価格は、1000個購入時に約12.7ドルです。
    
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
https://www.st.com/ja/positioning/gnss-modules.html?icmp=tt23909_gl_pron_oct2021
    
(1) GNSS:Global Navigation Satellite System(全地球航法衛星システム)
(2) CEP:平均誤差半径

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