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テレダイン・レクロイがクラーク-パーク変換できる三相波形変換ソフトウェアを発表

2021.7.27  3:18 pm

統合されたαβγ(クラーク)およびdq0(パーク)リアルタイム変換により、モータ・ドライブと三相電源制御システムを迅速にデバッグ/検証

テレダイン・レクロイ(東京都府中市)は、モータ制御システム解析用のモータ・ドライブ・アナライザおよび高分解能オシロスコープ(HDO)に、αβγ(クラーク)およびdq0(パーク)即時波形変換機能を導入し、モータ・ドライブ、PVインバータ、パワー・コントローラの開発に要する時間を短縮します。
   
モータ・ドライブ、太陽光発電インバータ、三相電源制御のエンジニアは、システムの入力、出力、負荷を継続的に評価するアルゴリズムを作成し、システムが適切に動作するようにインバータのサブセクションに適切な指示を与えます。制御エンジニアは、アルゴリズム計算を行う前に、回転する6ベクトル(3つの電圧と3つの電流)システムを非回転の4ベクトルシステムに数学的に変換(αβγを経て、その後dq0の行列演算変換を行います)することで、三相システムの評価と制御を簡単に行うことができます。モータ・ドライブ制御エンジニアはさらに、4ベクトルdq0システムをモータの回転子(軸)基準座標に変換し、直接モータの出力で速度とトルクを瞬時に制御できるようにします。
   
今日、これらの制御エンジニアは、αβγとdq0の行列演算変換を実行するオフラインツールを使用してシステム性能を評価しています。オフラインのツールでは、波形データを他のプログラムに転送するのに時間がかかり、動的な動作条件における三相電力、モータの機械的な信号、制御信号、計算されたαβγとdq0信号の組み合わせの相互作用をリアルタイムにフィードバックすることはできません。
   
テレダイン・レクロイのdq0変換ソフトウェアパッケージは、同社の業界最先端の高分解能オシロスコープ(HDO)およびモータ・ドライブ・アナライザ(MDA)で捕捉した三相信号を、瞬時にαβγ(クラーク)およびdq0(パーク)変換します。制御エンジニアは、残りの電気システムの検証とデバッグに使用するのと同じツールを使用しながら、新しいパッケージを使用して、実際のシステムパフォーマンスを期待値とリアルタイムで比較し、アルゴリズムを調整して性能向上させることができます。
テレダイン・レクロイのMDAでは、さらに各種センサー入力から算出されたモータ軸の角度データを利用して、dq0変換を回転子(シャフト)基準座標に変換します。これはテレダイン・レクロイ独自の機能であり、永久磁石モータ軸出力に供給されるトルクと速度に関するフィードバックを制御エンジニアに提供します。いずれの場合もαβγの時間相関のある電圧・電流波形と、d, q, 0の値が、数値テーブルに表示されます。
   
・対応機種
三相波形変換オプション THREEPHASEdq0は、MDA8000HDモータ・ドライブ・アナライザ、WaveRunner 8000HD、WavePro HD、HDO 6000B*オシロスコープでサポートされます。詳細はteledynelecroy.com/static-dynamic-completeをご覧ください。
*WaveRunner 8000HD、WavePro HD、HDO 6000Bでご使用の際は、別途三相パワー解析オプション(THREEPHASEPOWER)が必要となります。
   

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