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STマイクロエレクトロニクスが車載機器 / コンスーマ向けQi準拠ワイヤレス充電器用のセキュア・マイコンを発表

2021.7.15  11:09 am

STマイクロエレクトロニクスが車載機器 / コンスーマ向けQi準拠ワイヤレス充電器用のセキュア・マイコンを発表

STのセキュリティに関する専門性とQi準拠の認証機能により、ワイヤレス充電器を保護

STマイクロエレクトロニクスは、Qi準拠ワイヤレス充電器の認証に貢献する、利便性の高いセキュア・マイクロコントローラ(マイコン)「STSAFE-A110」(コンスーマ機器向け)および「STSAFE-V110」(車載機器向け)を発表しました。これらの製品は、小型機器やモバイル機器向けのワイヤレス充電器の保護に貢献します。
   
ワイヤレス充電は、スマートフォンやウェアラブル機器など、さまざまな場面で活用されており、充電パッドを内蔵した生活家電や、運転中には手の届かないところに充電パッドを設置した自動車、カフェやレストランで簡単に充電できる充電器など、ユーザに高い付加価値を提供する製品の実現に貢献しています。
ワイヤレス充電器には、特に高出力の急速充電モードにおいてコンスーマ機器を保護するための最適化された設計が求められます。Qiロゴは、WPC Qiの仕様に基づいてテストされ、認証された製品に与えられます。
   
STのセキュア・マイクロコントローラ事業部マーケティング・ディレクターであるLaurent Degauqueは、次のようにコメントしています。
「STは、Qi準拠のワイヤレス充電器をセキュアに認証する方法を提供することで、5ワットを超える電力レベルでの充電の増加に向けて、ワイヤレス充電の普及に貢献します。WPC Qi V1.3規格に準拠したSTのソリューションは、Common Criteria EAL5+および車載向けAEC-Q100の認証を取得したセキュア・エレメントをベースにしています。」
   
STSAFEセキュア・エレメントには、正規のQi認証情報が書き込まれており、最新の暗号化技術を活用した認証機能を提供します。これより、ワイヤレス充電器の識別や、Qi準拠製品の厳密な証明が可能になります。
   
正規の認証サービス・プロバイダ・メーカーであるSTは、Qi IDおよびメーカー・リファレンスを含むQi準拠充電器の証明書の作成および署名を行う権限を有しています。コンスーマ機器向けのセキュア・マイクロコントローラ(マイコン)「STSAFE-A110」、および車載機器向けのセキュア・マイコン「STSAFE-V110」は、STのセキュアな工場において書き込みが実施された、すぐに使用できるソリューションです。そのため、充電器メーカーが重要なデータをセキュアに書き込むという高負荷の作業を行う必要がありません。
   
STSAFEは、世界各地域でさまざまなコンスーマ機器、ネットワーク接続機器、車載セキュリティ向け機器などに採用されており、機器の認証機能によってブランド製品やネットワーク接続されたアセットを保護しています。
   
コンスーマ機器向けのSTSAFE-A110は、SO8Nパッケージ(4 x 5mm)またはUFDFPN8パッケージ(2 x 3mm)で提供されます。
車載機器向けのSTSAFE-V110は、TSSOP20パッケージで提供されます。
   
・技術情報
STSAFEファミリの製品は、コンスーマ機器、ネットワーク接続機器、および車載機器向けに最適化されたエンド・ツー・エンドのセキュリティを確立する機能とサービスを提供します。独立系のセキュリティ認証機関による審査を受けた最新のセキュリティを採用し、Common Criteria EAL5+ AVA_VAN 5の認証を取得しています。
   
STSAFE-A110およびSTSAFE-V110は、セキュアなオペレーティング・システムを実行します。両製品ともに、非対称暗号方式ECDSAと、固有のシリアル番号を持つX509証明書に基づく認証機能を提供します。
また、Qi認証用に、顧客のQi充電器に対応した暗号鍵と正規のQi証明書があらかじめ書き込まれています。
STSAFE-V110は、車載用規格のAEC-Q100グレード2の認証を取得済みです。
   
ユーザは、STSAFE-A110の包括的な開発エコシステムを製品開発に活用することができます。また、STの汎用32bitマイコンSTM32(*)ファミリや、ワイヤレス充電の送電システム向けデジタル・コントローラIC「STWBC2」などが搭載されたアプリケーションのホスト・システムに対し、簡単に組み込むことができます。
   
また、STSAFE-A110を搭載したSTM32 Nucleoボード用機能拡張ボードの「X-NUCLEO-SAFEA1A」、ソフトウェア・パッケージの「X-CUBE-SAFEA1」、セキュア・ブートおよびソフトウェア・アップデート用拡張パッケージの「X-CUBE-SBSFU」など、すぐに開発を始めることができる開発ボードも提供されています。

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