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Microchipがコードの統合によりUSBシステムを差別化できるオープンソースのPower Deliveryソフトウェアを発表

2021.4.15  4:52 pm

Microchipがコードの統合によりUSBシステムを差別化できるオープンソースのPower Deliveryソフトウェアを発表

USB Type-C Power Delivery(PD)とオープンソース ソフトウェアは次世代の有線接続をリードする2つの技術です。Microchip Technology Inc.(日本法人: 東京都港区)の新しいPower Deliveryソフトウェア フレームワーク(PSF)を使うと、USB-C PDシステム用のIPを保有し変更が可能です。USBシステムに適したソリューションをMicrochip社の幅広いSmartHub、マイクロコントローラ(MCU)、スタンドアロンPDソリューションから選択でき、さらに独自のコードをMicrochip社のPDスタックとマージする事で、差別化された製品を柔軟に開発できます。
   
Microchip社のPSFソリューションは、オープンソースのPDコードベースと包括的なプログラミング環境を提供します。これにより、ユーザがメーカーに頼らずMCUをプログラムし、システムの進化に合わせてPDコードを変更する事が可能となります。本ソリューション活用する事で、開発期間の短縮と部品コストの削減を実現し、製品の運命をメーカー任せにしなくて済みます。
   
UPD301BおよびUPD301CスタンドアロンPDコントローラを含むMicrochip社製コントローラ ファミリを使うと、ソフトウェアとハードウェア両方のフレームワークを活用してPD機能を実装する事ができます。このPDアーキテクチャはオープン アプローチを採用しているため、既存の組み込みアプリケーションにUSB-C/PDポートを追加できるだけでなく、未使用のピンまたはCPUメモリを他のシステム機能に割り当てる事ができます。本ソリューションはMicrochip社のSAMおよびPIC® MCUとdsPIC®デジタルシグナル コントローラ(DSC)をサポートします。PSFソリューションを使うと、UPD350 PDトランシーバを追加、または独自のシステムコードを使って製品にPDを統合する事で、既存のMicrochip社製MCUインフラストラクチャにPDを実装できます。
   
「弊社の新しいPDソフトウェア フレームワークによって、USB-Cをサポートしている全てのMicrochip社製MCUおよびスタンドアロン コントローラが同じPDコードベースを共有できるようになりました」とMicrochip社USBおよびネットワーク製品部門副社長のCharles Forniは述べています。「弊社が無償で提供するこのコードは設定と変更が容易なため、メーカーにカスタマイズを依頼せずとも新機能とシステム更新の実装が可能です。Microchip社のPSFソリューションは、USB-C PDをシステムに統合する方法を変えて行きます。」
   
・開発ツール
PSFソフトウェア ソリューションはMicrochip社のMPLAB® X IDE開発環境でサポートされます。SAMD20 MCUとUPD350 PD PHYを実装したPSF評価用ボードは本日より提供いたします。
   
・ 在庫/供給状況
Microchip社のオープンソースPower Deliveryソフトウェア フレームワーク(PSF)はMicrochip社のウェブサイト(https://www.microchip.com/wwwproducts/en/PSF EVB)から無償でダウンロードできます。UPD301Cは本日より受注を開始いたします。