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ジーデップ、NVIDIA NGC-Ready認定 推論用エッジコンピューティングデバイスの販売開始

2020.7.20  12:42 pm

高性能なディープラーニング推論処理性能を備えたエッジコンピューティングデバイス「Inference BOX」、販売は7月20日より開始

NVIDIA社のエリートパートナーである株式会社ジーデップ・アドバンス(本社:東京都港区、代表取締役 飯野 匡道)は、推論用エッジデバイス「Inference BOX®」の販売を7月20日(月)より開始します。
「Inference BOX®」は、NVIDIA社の「NGC-Ready」システムに認定された高性能なディープラーニング推論処理性能を備えたエッジコンピューティングデバイスで、NVIDIA社のNGCコンテナー※を実行するための厳しい基準を設けた同社の一連のテストに合格しています。
  
推論エンジンにはサーバークラスのGPUアクセラレーター「NVIDIA T4 TensorコアGPU」を搭載し、FP32からFP16、INT8、さらにはINT4の精度に対応する画期的な性能を備え、CPUの最大40倍のパフォーマンスを発揮します。
  

また、NVIDIA® DGX™ 等で作成されたAI学習モデルを「Inference BOX」へ展開し、利用することが可能です。さらにTensorFlowなどのディープラーニングフレームワークや、NVIDIA® TensorRT™、NVIDIA DeepStream SDKなどのNVIDIA社が提供するソフトウェア スタック各種を有償オプションでカスタム・インストール対応することができます。
監視カメラ、高解像度センサー、自動光学検査、スマート ファクトリ、その他のIoT、組込みシステムといった高度な推論性能が要求されるAIシステムに最適な性能を誇っています。
  
Inference BOXは、豊富なI/Oポート各種センサーに対応した多様なインターフェースや通信方式に対応し、さらにオプションで多彩なI/O接続を用意しています。最大12ポートのLAN、10ポートのPoE LAN、10ポートのCOM、16ポートのDIOを選択・接続することが可能です。
  

トップカバーにはアルミ合金を採用し高い放熱性を実現。電源装置は外部9~48VワイドレンジDC入力、付属の専用300W ACアダプターよりターミナルブロックを利用して接続可能です。各種安全規格にも準拠しており、工場内/車両搭載での利用など様々なシーンにおいて、安心した設計で高性能なエッジコンピューティングを利用できます。
  
エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 事業本部長 井﨑 武士様からのエンドースメント
「NVIDIAは『Inference BOX』の発売を歓迎いたします。モバイル端末やIoTセンサーで生成される膨大なデータをエッジ環境で推論(Inference)処理および保護するニーズが、製造、小売、医療、輸送等の各業界において高まっています。NVIDIAの NGC-Readyシステムとして認証された『Inference BOX』は、エッジでの要求の厳しい AI推論ワークロードに対応できるよう、NGCソフトウェアの機能性とパフォーマンスが検証されており、ITの専門家が物理的に居合わせない現場でもAIの展開のスピードアップやリスク削減を実現できるでしょう。」
  
※ディープラーニング、機械学習、HPC用の、GPUに最適化されたソフトウェアのハブ
  
  
■株式会社ジーデップ・アドバンス
https://www.gdep.co.jp/