Electronics Information Service

組込みシステム技術者向け
オンライン・マガジン

MENU

SOLUTION

MIKROEがmikroSDK 2.0 Click boardsドライバーがSilicon LabsのSimplicity Studioのサポートに追加、組み込みエンジニアのソフトウェア開発期間短縮を実現

2023.5.11  8:07 pm

MIKROEがmikroSDK 2.0 Click boardsドライバーがSilicon LabsのSimplicity Studioのサポートに追加、組み込みエンジニアのソフトウェア開発期間短縮を実現

Silicon Labsは半導体メーカーとして初めてペリフェラル・アドオンClick boards™用mikroSDK Clickドライバーを自社ソフトウェア環境に統合

MikroElektronika(以下MIKROE、本社:セルビア、ベルグラード)はより繋がった世界のための安全かつインテリジェントなワイヤレス技術におけるリーディング・カンパニーのSilicon Labs(NASDAQ:SLAB)がICベンダーとして初めてmikroSDK 2.0 Clickドライバーをサポートしたと発表しました。
ハードウェア・ドライバー拡張(プラグイン)をMIKROEのGecko SDKに追加することで実現したもので、このSDKはSilicon LabsのSimplicity Studio IDE内ですでに利用可能です。MIKROEのClickドライバーが統合されたことにより、MIKROEのペリフェラルClick boardsを使用している組み込みエンジニアはSilicon Labsコントローラをベースとして組み込みシステムのハードウェアとソフトウェアの両方を容易に開発できるようになります。
      
MIKROEのCEOのNebojsa Maticは「今や、多くのICベンダーが自社開発ボードでmikroBUSソケット規格を採用しています。そのため、開発者は多数のペリフェラルClick boardsを試すことができ、ハードウェアのコストと設計に要する時間の節減につながります。今回初めて、業界をリードする半導体サプライヤーのSilicon Labsが高い評価を受けているエクスプローラー・キットにmikroBUSソケットを採用した後、mikroSDK 2.0 Clickドライバーのハードウェア・ドライバー拡張サポートをSilicon LabsのIDE「Simplicity Studio GSDK」に追加しました。その結果、Silicon LabsのSoCやMCUを使用している設計者は容易にClick boardsライブラリをコード内に含めることが可能になります。エンジニアはClick boardsハードウェアを使用することで時間とコストの節減が可能になるだけでなく、ソフトウェア作業もシームレスに行うことができます。これはまさに、私たちのアプローチの有効性を証明するものです」と述べました。
     
Silicon Labsのマスマーケット・マーケティング担当ディレクターのAnders Pettesson氏は「MIKROEとClick boardsプロジェクトで提携しエコシステムの可能性があると判断したことから、Silicon Labsにもその柔軟性と利便性を取り入れることにしました。mikroSDK 2.0 Clickドライバー拡張の開発により、組み込みエンジニアは多数のペリフェラルを容易にSilicon Labsソフトウェア・プロジェクトに追加することができるようになります」と述べました。
     
最後に、Maticは「mikroBUS、Click boardsに続いてmikroSDK Clickドライバーを組み込み業界とパートナー企業に受け入れていただき大変嬉しく思います。今回の採用はエンジニアや開発者に喜ばれるような標準化と時間節減に向けた私たちの努力が実を結んだものと考えております」と結びました。
     
MikroElektronika
http://www.mikroe.com/