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Digi-Key ElectronicsがScheme-itの新機能を発表

2021.10.26  5:14 pm

新たにUltra Librarian®シンボルを統合し、カスタムシンボルエディタ、数学用マークアップを提供

(米国ミネソタ州シーフリバーフォールズ)
即時出荷が可能な世界最多の電子部品在庫を有しているDigi-Key Electronicsは、エンジニア、教育関係者、学生向けの無償オンライン回路図/ダイアグラム化ソリューションとして高く評価されているScheme-itツールの新機能を発表しました。

Digi-Key ElectronicsがScheme-itの新機能を発表
Digi-Key ElectronicsのScheme-itツールは新たにUltra Librarianのシンボルを統合したほか、
カスタムシンボルエディタ、回路図への数式追加機能も提供します。

Scheme-itは世界のユーザーが電子回路ダイアグラムと回路図の設計と共有に利用できるクラウドベースのツールです。今回発表した新機能は以下の通りです。

  • Ultra Librarianシンボルの統合:Digi-Keyの製品カタログから、Ultra Librarianの詳細で視覚的に魅力的なシンボルと画像約200万点を利用できます。
  • Symbol Editor 2.0:現在Scheme-itに含まれていない新しいシンボルをユーザーが作成できるカスタムシンボルエディタで、無数の設計カスタマイズ方法を提供します。
  • 数学用マークアップ:LaTeXのマークアップ言語により、ユーザーは回路図上で直接、数式と計算結果の適切なフォーマットと挿入を実行できます。

Scheme-itツールには、さまざまな回路設計を可能にする包括的な電子シンボルライブラリと統合型Digi-Key部品カタログがあります。Scheme-itでは、ユーザーは部品表(BOM)の作成、設計プロジェクトで使用する部品の購入のほか、設計プロジェクトの共有とKiCAD、.PNG、.SVG、.PDFファイル形式へのエクスポートが可能です。
     
Scheme-itで作成した回路図は必要に応じて公開共有でき、Scheme-itホームページ上での検索が可能になり、アイデアの共有やさらなるイノベーションが実現します。また、Scheme-itユーザーはDigi-KeyのTechForumの専用セクションを利用し、Scheme-itに関する質問、コメント投稿、アイデア共有などを行うことができます。
     
Digi-Keyのデジタル製品担当のCody Walsethは「これらの新機能によって、Scheme-itで利用できる部品固有シンボルが大幅に増加し、世界のエンジニア、学生、教育関係者は、BOMエクスポートのためのすべての部品情報を参照しながら、初期設計コンセプトや回路図をより容易かつ正確に作成できるようになります」と述べました。
    
Ultra Librarianの社長兼最高経営責任者(CEO)のManny Marcano氏は「Ultra Librarianチームは、Digi-Keyとの長年のパートナシップにおける新たなマイルストーンを確立し、PCB設計プロセスをシンプルにするという私たちのミッションをさらに推進できたことを大変嬉しく思います」と述べ、さらに「Digi-Keyの提供部品に利用できる私たちの検証済みCADモデルライブラリをScheme-itと連携させることにより、次世代のイノベータとメーカーは設計アイデアを即座に現実のものにできるようになります」と語りました。
     
・Ultra Librarianについて
Ultra Librarianは世界最大の部品ライブラリで、設計者が設計プロジェクトのためのスマートな意思決定に必要なすべての部品情報を提供しています。ユーザーは価格、在庫、メーカー情報のほか、選択したCADツールをターゲットとした事前作成済み部品に迅速にアクセスできます。Ultra Librarianの利用により、PCB設計業界のお客様への付加価値や最新部品情報の提供とともに、お客様の生産プロセスの短縮が可能になり、選定プロセス中に自身の設計プロジェクトを理解してもらう機会が生まれます。
    
Digi-Key Electronics
digikey.com/digikey.jp