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横田英史の読書コーナー

霞が関のリアル

NHK取材班、岩波書店

2021.7.5  12:28 pm

 NHK NEWS WEBの記事を書籍化した書。官僚からの投書とインタビューにもとづき、モリカケ問題をはじめとする不祥事やコロナ禍でのポンコツで地に落ちた感のある霞が関の実態を明らかにする。NHKと岩波書店の政治的な立ち位置を考えるとユニークな組み合わせである。そのせいか、岩波書店らしいリベラルさに欠けていると感じるのは評者だけだろうか。

 本書がカバーするのは、長時間残業問題、女性登用、国会・議員対応、紙文化、メンタル問題、東大生の官僚離れ、退職などと幅広い。ただし、モリカケにおける文書改ざんやコロナ禍における霞が関の機能不全への言及がないのが物足りない。

書籍情報

霞が関のリアル

NHK取材班、岩波書店、p.212、¥1980

横田 英史 (yokota@et-lab.biz)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所 グリーンテックラボ 主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。

*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。

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