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横田英史の読書コーナー

ヒト、犬に会う〜言葉と論理の始原へ〜

島泰三、講談社選書メチエ

2020.12.14  12:17 pm

 ヒトと犬との関わり(共生)を歴史的、生物学的に探った書。「文明はイヌによって始めることができた」「イヌのおかげでヒトは人間になった」とする。学術的に裏付けのある記述と、筆者の思い入れの部分が混在しており少し戸惑う。ちょっと奇妙な書籍である。イヌに関係する一風変わった逸話も挿入されており、犬好きに受けそうである。
   
 1万5000年前に東アジアで出会った人間とイヌがどのように運命共同体を築いたのか、どのように絆を深めていったのかを論じる。イヌの魅力、イヌの能力(嗅覚、味覚、聴覚、筆者は超能力と呼ぶ)、イヌと人間のコミュニケーション、イヌと人間の補完関係などについて持論を展開する。

書籍情報

ヒト、犬に会う〜言葉と論理の始原へ〜

島泰三、講談社選書メチエ、p.272、¥1925

横田 英史 (yokota@et-lab.biz)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所 グリーンテックラボ 主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。

*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。