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横田英史の読書コーナー

予測学~未来はどこまで読めるのか~

大平徹、新潮選書

2020.9.10  11:48 am

 数理学者が、自然現象や社会現象、科学、技術における「予測」の数々を紹介した啓蒙書。予測の仕組みや歴史、将来展望について解説する。自然現象では地震や火山噴火、天候、社会現象では自動運転、人口、平均寿命、ガン患者の余命、感染率などを取り上げる。具体的で身近な事例が多いので、つい引き込まれる。「予測学」というタイトルもキャッチーで悪くない。
  
 確率論の簡単な解説をはさみながら事例の数々を紹介する。昔懐かしい数学の話は悪くないが、読むペースが乱れる感じがする。数学的な説明がなくても読み進むことができるので、削っても良かったかもしれない。
  

書籍情報

予測学~未来はどこまで読めるのか~

大平徹、新潮選書、p.203、¥1320

横田 英史 (yokota@et-lab.biz)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所 グリーンテックラボ 主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。

*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。

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