Microchipが航空宇宙、軍用地上応用向け高信頼性の拡張温度仕様Ethernet PHYトランシーバ発表

ミッションの成功にインテリジェンス、情報、セキュアな接続性が必要な航空機、軍用車両、地上システムは、過酷環境でも動作するように設計された技術によって実現されています。
Microchip Technology Inc.は本日、民生品デバイスを航空用電子機器および軍用アプリケーション向けにアップグレードしたギガビットEthernet PHY RMII/RGMIIトランシーバVSC8540/41ETを発表しました。
　　
Microchip社のギガビットEthernet物理層（PHY）トランシーバは他の産業で実証済みのCOTS技術に基づいており、戦闘用車両からコクピット内航空電子機器および機内通信システムまで幅広い応用の要件を満たす軍用グレードの高信頼性（HiRel）プラスチック パッケージを採用しています。VSC8541ET EthernetトランシーバはRGMII （Reduced Gigabit Media Independent Interface）とGMIIを備えたソリューションであり、RMIIとMIIもサポートしています。
本トランシーバは-55～125℃で動作し、大気放射線効果に対してラッチアップ耐性を備えています。製品仕様にはウェハーおよびアセンブリロットの完全なトレーサビリティ、テスト内容の説明、電気的パラメータとフォルト カバレッジ、認定報告書、適合証明書が含まれます。
　　
本製品はCOTSベースのため、軍用グレード品に移行する前にCOTSデバイスで実装を始めることができ、開発にかかる時間とコストを大幅に節約できます。
　　
本製品は過酷環境向けに設計されたMicrochip社最新の高信頼性ソリューションであり、同社の航空宇宙および防衛製品の実績を基にしています。本デバイスは、以下の認定済みデバイスを含む拡張温度仕様製品を補完するものです。
　　
・ADC/DAC、CAN、モータ制御インターフェイスを備えた8ビットAVR® マイクロコントローラ
・デジタル電源向け16ビットdsPIC® デジタルシグナル コントローラ
・メモリ保護機能と100 Mbit Ethernetを備えた32ビットArmマイクロコントローラ
・200 Mspsの16ビットADC

Microchip社は、COTS技術に基づく製品を含め技術革新を続ける一方、EOL管理に関してシステムメーカーおよびインテグレータと協力し、再設計作業の最小化、ライフサイクルの延長、結果として総システムコストの低減のための取り組みを支援しています。
　　
　
▼関連リンク
Ethernet PHY RMII/RGMIIトランシーバVSC8540/41ET詳細
https://www.microchip.com