リテルヒューズが絶縁スイッチングアプリケーションにフローティング電源を提供する光絶縁型光発電ドライバー「FDA117」を発売

リテルヒューズ・インク（本社：米国イリノイ州シカゴ市）の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社（本社：東京都港区）は、光絶縁型光発電ドライバー 「FDA117」を2月上旬に発売します。本製品はフローティング電源を生成するため、幅広い産業分野の絶縁型スイッチングアプリケーションに最適です。
　　　　　　　
光絶縁型光発電ドライバー 「FDA117」 はフローティング電圧源を使用してディスクリート標準パワー MOSFET および IGBT を制御するよう特別に設計されており、低電圧駆動入力側と高電圧負荷出力側の絶縁を保証します。5 mA～50 mAの入力制御電流範囲、高速ターンオフ回路内臓、5 kVRMSの強化絶縁により、ディスクリートパワー MOSFET および IGBT を効果的に駆動するのに十分な電圧と電流を提供します。
　　　　　　　　
本製品は最大 15.3 V の電圧と 60μA の電流でフローティング電源を生成でき、標準的な MOSFET デバイスや IGBT の駆動に適しています。この特長により、アプリケーション設計の柔軟性が向上し、標準的な MOSFET/IGBT デバイスの直接駆動が可能になり、外部パワー半導体を 0.5 ミリ秒未満で確実にオフにすることができます。
　　　　　　　　
光絶縁型光発電ドライバー 「FDA117」はカスタムソリッドステートリレー設計、電力と負荷の制御、産業プロセス制御のいずれに使用される場合でも、電気的危障害から機器と個人を保護するために必要な絶縁バリアを提供します。
さらに4 ピン DIP スルーホールパッケージと表面実装パッケージの両方から選択でき、他の光発電ドライバーとのピンアウト互換性を提供します。この互換性により、既存の設計に大きな変更を加えることなく、容易に組み込むことができます。

・用途
産業向け、エネルギー、ビル管理の自動化、スマートホーム
　　　　　　
・特長
-わずか 5 mA の入力制御電流で動作
-標準的なパワー MOSFET と IGBT の駆動が可能
-10.5 V～15.3 Vのフローティング出力電圧を提供
-スイッチング制御のための高速ターンオフ回路を内蔵
-安全性を高める 5,000 VRMS 強化絶縁
-4 ピン表面実装およびスルーホールパッケージオプション
　　　　　　　
・仕様
入力制御電流（mA）：5
開路電圧（V）：13.3
最小短絡電流（μA）：2.5
公称短絡電流（μA）：9.1
スイッチング速度ton/toff（ms）：1 / 0.5
絶縁電圧（Vrms）：5000
パッケージタイプ：4-pin: DIP, SMT
　　　　　　　
光絶縁型光発電ドライバー「FDA117」製品ページ
https://www.littelfuse.co.jp/products/integrated-circuits/gate-driver-ics/optically-isolated-gate-drivers/optically-isolated-photovoltaic-gate-driver-ics/fda117.aspx