SOLUTION
Qt Group、NVIDIA Halosに参画し、フィジカルAIの自動安全性検証を強化
2026.3.18 7:24 pm
Halos AI Systems Inspection LabのソフトウェアツールパートナーとしてAxivion for CUDAの自動安全チェックをフィジカルAIシステムの開発メーカーへ提供
-2026.3.18発表-
Qt Groupは、開発者、エンジニア、研究者、発明者、IT専門家が集まる開発者向けの世界的な人工知能カンファレンスであるNVIDIA GTC 2026において、「NVIDIA Halos AI Systems Inspection Lab」に新たに参画したことを発表しました。
NVIDIAは、世界で初めてANSI National Accreditation Board(ANAB)認定のAI Systems Inspection Labを設立し、機能安全、サイバーセキュリティ、AI、各種規制を統合した統一的な安全フレームワークを提供しています。
NVIDIA Halos AI Systems Inspection Labへの参画は、AxivionをHalosにおけるGPUソフトウェアの安全基準適合性を検証する主要ツールとして確立していくという、Qt Groupの強いコミットメントを示すものです。Axivionは現在、CUDA C++の拡張機能に特化して対応できる唯一のツールです。
NVIDIA Halosは、車両およびロボットのアーキテクチャからAIモデルまで、フィジカルAIに関わるあらゆる安全性要素を統合した、フルスタックの包括的な安全システムです。
ハードウェア・ソフトウェア要素、ツール、モデル、設計原則を体系的に組み合わせることでAIを用いた自動運転車やロボットのエンドツーエンドスタック全体を保護できる仕組みを提供します。
フィジカルAIシステムのメーカーおよび規制当局は、Halosの仕組みにより、製品が大規模展開に値する信頼水準を満たしているかを体系的に検証できます。Halos AI Systems Inspection Labは、その承認の根拠となるシステムレベル文書の審査を担います。これまでは、複雑なGPUアクセラレーションソフトウェアの認証に必要な文書を手作業で作成することに多大な時間と労力がかかり、認証取得の大きな障壁となっていました。
Axivion for CUDAは、安全審査に必要な文書を自動生成するとともに、GPUおよびCPUソフトウェアがNVIDIAガイドラインや業界安全規格に準拠しているかを開発の完了時だけでなく、開発初期から継続的に確認します。
これにより、デッドコードや危険な依存関係、コンプライアンスの不備といった課題を修正負荷の低い開発初期段階で検出することが可能になります。
安全性が求められる産業分野の開発者は、GPUコードを安全基準に沿って手作業で検証する必要がなくなります。
これは、Axivionが自動車・医療・産業機器などの分野において、標準C/C++で長年取り組んできた安全性検証の課題と同じであり、昨年11月のAxivion 7.11リリース以降、CUDAコードにも対応範囲を拡張したものです。
ロボットや自律機械を大規模展開する企業にとっては、後工程での設計手戻りやリコールリスクの低減、そして市場投入までの見通しを立てやすくなるといった効果が期待できます。
Qt Group シニアバイスプレジデント ユハペッカ・ニエミは次のように述べています。
「フィジカルAIシステムを開発するチームが直面する最大の課題は、安全性を証明することです。特に重要なソフトウェアがGPU上で動作する場合、そのハードルはさらに高くなります。私たちは、NVIDIA Halosエコシステムへの参画により、メーカーが安全性を最後に証明するものではなく、開発初日から組み込むべき要件として扱えるよう支援していくことにコミットしています。こうした発想の転換こそ、どのフィジカルAI製品が市場で真に信頼を獲得できるかを左右するでしょう。」
NVIDIA GTC 2026
https://www.nvidia.com/ja-jp/gtc/
NVIDIA Halos AI Systems Inspection Lab
https://www.nvidia.com/ja-jp/ai-trust-center/physical-ai/safety-certification/
Qt Group
https://www.qt.io/ja-jp/
























