SOLUTION
Qt Group、Qualcommと協業し未来の工場向け産業用AIデバイス開発を加速
2026.3.10 7:11 pm
Qualcomm® Dragonwing™ IQ シリーズ向けのQt最適化 産業用AIデバイス向けソフトウェア開発とプロトタイピングが迅速に開始可能
-2026.3.10発表-
クロスプラットフォームのソフトウェア開発ライフサイクルを包括的にカバーするソリューションを提供するQt Groupと、Qualcomm Technologies, Inc.は、エッジAIデバイスをより容易に開発できる環境の実現に向け協業したことを発表しました。
本協業により、Qt フレームワークは Qualcomm Technologiesの高性能Dragonwing IQシリーズIoT向けプロセッサーに最適化されます。これにより、企業はハードウェア構成やAIプログラミングに伴う手作業を削減し、アプリケーションコードの開発前に必要となる準備作業を簡素化することで、スマートファクトリー向けアプリケーションをより迅速に開発・展開できるようになります。
産業オートメーションがリアルタイムのオンデバイスインテリジェンスへ移行するにつれ、開発者はカスタム Linuxビルドや複雑なAI基盤処理など、低レベルのシステム統合によって開発スピードが妨げられることが少なくありません。
Qtのクロスプラットフォーム UIフレームワークをQualcomm Technologiesの産業用プロセッサーがサポートするOS向けにあらかじめ最適化することで、開発者はQualcomm® Linuxで動作する環境をすぐに利用できます。これにより、チームは任意のターゲットデバイス上でエッジAIユースケースの開発に迅速に着手できます。
Qualcomm Technologies, Inc.のプロダクト管理シニアディレクター、アナンド・ヴェンカテサン氏は次のように述べています。
「私たちはDragonwing IQ シリーズを、次世代の高性能産業システムを支える基盤として開発してきました。しかし真のイノベーションは、企業が複雑なシステム構成ではなく、優れたデバイス体験の創出という本質に集中できるときに生まれます。Qtを活用することで、当社のSoCはすぐに利用できるプラットフォームとなり、数行のコードでAIモデルをユーザー体験に統合できます。新しい開発者から経験豊富な開発者まで、最先端の産業用IoTデバイスをWeb開発と同じ感覚で構築できるようになります。」
Qt Edge AI を活用することで、AIパイプラインの複雑な統合も数行のコードで実現でき、大幅な時間とコストの削減につながります。開発者は音声操作による工場管理、3Dガイド付き予知保全、作業員安全監視、不良品検知などの高度なユースケースを、AI専門家でなくても実装できます。
Qualcomm Technologies(および Edge Impulse)のさまざまなAIモデルを統合しているため、開発者はアプリケーションの中核部分を書き換えることなくモデルを容易に切り替えられ、企業は特定ベンダーへのロックインを回避できます。
Qt Groupシニアバイスプレジデント、ティラク・ラマナは次のように述べています。
「AIを工場で活用するには、制約なく実験できる自由が必要です。この協業は、これまでQualcomm Technologiesと進めてきた産業用IoTにおける UI開発の取り組みをさらに強化するものです。マルチモーダルでAIが支援するユーザーインターフェースが広がる中、開発者が新しいデバイス開発をスムーズに開始できる環境を提供したいと考えています。さらに開発者は、 UI デザインからテスト、ソフトウェア品質管理ツールまで、Qt Groupのエンドトゥエンドのソリューションを活用できます。」
Qtは、Qualcomm® Linux に加え、IoT向けの Ubuntu on Qualcomm®でも利用可能で、事前設定なしで使用できます。これにより開発者は、オープンソース環境でもQtを使用した高速なオンデバイス UIおよびアプリケーションのプロトタイピングが可能になります。
Qt Group
https://www.qt.io/ja-jp/





















