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STマイクロエレクトロニクス、多機能・ハイエンドのUSB-Cシンク・アプリケーション開発を簡略化する認証取得済みのUSB PDコントローラを発表

2026.2.9  6:32 pm

STマイクロエレクトロニクス、多機能・ハイエンドのUSB-Cシンク・アプリケーション開発を簡略化する認証取得済みのUSB PDコントローラを発表

STが特許を保有する新しいハイブリッド・モードにより、USB PDの先進機能向けのソフトウェア開発を簡略化

-2026.2.9発表-
STマイクロエレクトロニクスは、特許取得済みの新しいハイブリッド・モードを採用したUSB PD(Power Delivery)シンク・コントローラ「STUSB4531」を発表しました。このモードにより、USB電力供給製品やUSB充電式製品で、付加価値を高めるUSB PDのオプション機能をより簡単に実装できます。
      
STUSB4531は、認証取得済みハードウェアのUSB PDスタックを搭載しています。このスタックとST独自のAUTORUNアルゴリズムにより、ソフトウェアを使わずに基本的な電力ネゴシエーション・監視・管理が可能です。AUTORUNアルゴリズムは、ポータブル・オーディオ機器やウェアラブル機器、セットトップ・ボックス、Wi-Fiアクセス・ポイント、ヘルスケア機器、照明などに使用されるバッテリ充電回路やVBUS給電の電子機器の開発を簡略化します。このアップデートされた最新のアルゴリズムは、PDチャージャとネゴシエーションを行い、可変電圧源(AVS)や、デバイスの再起動を迅速化するデッド・バッテリ大電力充電を含む、最適な電力プロファイルを実現します。
       
STUSB4531に追加された新しいハイブリッド・モードにより、外部アプリケーション・プロセッサが内部のPDスタックと連携し、USB PD通信のプロトコルを活用して動作することが可能です。そのため、バッテリ・メッセージング、データ・ロール・スワップ(役割交換)、オルタネート・モード、ベンダー定義メッセージ(VDM)などの機能を実装できるという柔軟性に加え、ソフトウェア開発の簡略化と製品開発期間の短縮が可能になります。
       
代表的なアプリケーションは、充電しながらUSBデータ転送を行うアプリケーションとして、ハード・ディスク・ドライブやPOS端末、プリンタ、ドローン、ポータブルの産業機器などが挙げられます。またVRヘッドセットやインフォテインメント機器、ポータブル・ディスプレイ、ゲーム機器において、USB PDのオルタネート・モードでDisplayPortやThunderboltプロトコルに使用することもよくあります。ベンダー定義メッセージ(VDM)はコンスーマ機器や医療機器において、機器の識別等による機能向上に寄与します。
       
USB-Cは電子廃棄物の削減を目的とした世界的なエコデザイン規格で採用が義務付けられています。STUSB4531は、ハードウェアによる高速性能や利便性と、ソフトウェアによる柔軟性を組み合わせることによって、機器の充電 / 給電におけるUSB-Cの採用を推進します。同製品は、最新のUSB-C® 2.4およびUSB PD 3.2規格、EU適合性に対応したIEC 62680の認定を取得しています。
        
STUSB4531を使用する開発者向けに、評価ボード(EVAL-SCS007V1)と、最小限の機能を盛り込んだリファレンスボード(EVAL-SCS006V1)、GUI(グラフィック・ユーザ・インタフェース:STSW-STUSB020)、NVM Flash書込みツール(STSW-STUSB021)など、広範な開発エコシステムが用意されています。オープンソースのソフトウェア・ライブラリ(STSW-STUSB022)も近日中に提供される予定です。
      
詳細
https://clk.nxlk.jp/m/BHjZYeZ6G
      
STマイクロエレクトロニクス
http://www.st.com